交通の要衝であるトルロは、ノバスコシア州を旅する場合に必ず通過する場所です。壮大な潮汐現象や美しい町並みなど、しばらく滞在すればこの町の魅力を満喫できます。
町の中心にあるビクトリア公園は約 161 ヘクタールという広大な森で、たくさんあるトレイルをウォーキングやサイクリングで楽しめます。中には渓谷の尾根に沿って滝まで続く険しい道も。冬の間はクロスカントリー スキー用に全長 11 km のルートが整備されます。公園に生息する鳥にも注目を。ハクトウワシ、コウライキジ、ワタリガラス、コマツグミ、タカなどが目を楽しませてくれるでしょう。
町から西へ少し行くと、世界一の干満差といわれるファンディ湾の見事な潮汐を見られます。干潮時に海底を歩いたら、崖の上に立って海水が押し寄せるのを眺めましょう。満ちてくる潮の様子を目撃するにはバーントコート灯台に行くのもおすすめです。潮汐表の確認はトルロ ウェルカム センターで。湾の入り口にはクジラが時々集まるので、その姿を探してみてください。
少し内陸に入ると、湾に流れ込む川の水が逆流する現象が見られます。ファンディ湾の潮汐によって生じるこの波は 1 m 近くという驚くほどの高さになります。ボートによる川下りができるので、波にぶつかりながらそのパワーを感じる爽快な体験をどうぞ。
町に戻って、数多くあるレストランの一つで夕食を済ませたら、マリーゴールド カルチュラル センターで演劇やコメディー、音楽の夜を楽しみましょう。センターではカナダ人アーティストの作品も月替わりで展示しています。
夏は過ごしやすく、日が長いので、トルロの田園地帯をたっぷり回れます。秋にはビクトリア公園の木々が美しく色づき、冬はトレイルがすっかり雪に覆われます。トルロに滞在すれば、ワイン産地のアナポリス渓谷や歴史あるハリファックス ウォーターフロントといったノバスコシア州の主な見どころに車で 3 時間以内で行けます。