「ブドウとワインの街」と呼ばれる美しい街。温暖な気候と興味深い文化遺産で有名です。
ペーチはハンガリー国内でも屈指の美しさと魅力のある街。長い歴史を誇る教会、大聖堂、初期キリスト教の記念碑があります。この街の気候は温暖で地中海沿岸のような雰囲気。ワインと果物の生産にうってつけの条件が揃っています。街の中心にある広場でアイスクリームを食べながらバロック様式の建造物や記念碑を眺めましょう。歴史を伝える宗教施設を見学し、この街自慢のワインもぜひ味わって。
イスラム教とキリスト教の建築の特徴を融合した独特の建物が目を引く旧ガーズィ カスィム パシャ モスクはモスク教会の名で親しまれています。ハンガリーがオスマン帝国領だった時代の遺物としては最大の建物であるこのモスクは、18 世紀初期にカトリック教会となりました。中世の中東の建物によく見られるトルコ風の窓、礼拝の方向を示す南東の壁のくぼみ、幾何学的なフレスコ画などが特徴です。
ペーチ大聖堂は 11 世紀にハンガリーの第 2 代国王オルセオロ ペーテルが建てたもの。ネオロマネスク様式の外観は 19 世紀の改修工事で付け加えられました。オスマン帝国領時代にモスクとして使用するため改造された部分もあります。中央祭壇と 4 つの礼拝堂などゴシック様式の内装の美しさを堪能してください。
街の中心のセーチェーニ広場を散策しながら、見る者を圧倒するバロック様式の建物を眺めましょう。広場の中央には三位一体像がそびえ立っています。広場の周辺には、市庁舎などの見事な建物や、磁器製のジョルナイの泉などの記念碑があります。
ペーチの最寄りの空港はペーチ ポガニー国際空港ですが、小さな空港なので発着便はなかなか見つかりません。ブダペストまで飛行機で行き、そこから鉄道またはバスでペーチに行く方法をおすすめします。鉄道ならオシジェク、サラエボ、ウィーンとのアクセスも良好です。道が分かりやすいペーチは歩いて観光できる範囲に主な名所が集まっています。
この快適な街で地中海沿岸のような雰囲気と豊かな歴史をぜひ体感してください。