いくつもアーチが連なる壮麗なファサードが特徴の見事な宮殿。現在は博物館として利用されています。
かつてはハバナ総督の官邸だったカピタネス ヘネラレス宮殿。18 世紀のキューバ風バロック様式の建物です。現在は市立博物館となっており、当時の調度品や軍服、波乱万丈のキューバの歴史を写した古い写真などが展示されています。展示品を通して、ハバナの複雑な歴史を学びましょう。
2 階建てのファサードに連なる柱列とアーチが見事。中に入ったら、広間の豪華なシャンデリアや大きな鏡に目を奪われるでしょう。壮麗なこの邸宅は、1770 年代に教会跡に建てられたもの。アメリカ軍政府の長官やスペインの総督のための官邸として、一時的に利用されていたことがあります。
現在は美術館として、館内全体の 40 部屋で常設展示が行われています。背の高いヤシの木が並ぶ優美な中庭は散歩に最適。興味深い遺物を見ることもできます。周りを飾る古い品物を見れば、数世紀にわたるキューバの歴史を感じることができるでしょう。白い大理石でできたクリストファー コロンブス像は、1862 年に作られたものです。
この博物館では、1898 年に海に沈んだアメリカの軍艦メイン号に関する展示を始め、写真を通してハバナの歴史をいろいろと知ることができます。19 世紀の馬車にも注目しましょう。また、キューバ初の教会に焦点を当てた展示では、キューバでのキリスト教の歴史がわかります。
博物館の見学は、朝から夜の早い時間まで毎日可能。入場料が必要です。
カピタネス ヘネラレス宮殿は、港近くのオールド ハバナ北東部に位置するアルマス広場に面しています。港までフェリーを利用するか、鉄道の中央駅で降りて、そこから北側に徒歩でアクセスしましょう。フエルサ要塞やバカルディ ビル、カテドラル広場などの近隣の名所も合わせて観光するのがおすすめです。