次から次へとさまざまな文明に支配されてきた長い歴史の結果、ナフプリオンには美しく多様な遺跡の数々が残っています。ミケーネのアクロポリスの遺跡のあいだを歩き、ヴェネツィア人が島に築いた小さなブルジイ城を船で訪ね、地域博物館でナフプリオンの歴史について学びましょう。
ナフプリオンは岩の多い半島にあり、町の南側には 216 m (709 フィート) の高さの丘があります。2 つの異なる文明が築いた壮麗な建築物の遺跡を見て回りましょう。丘の頂上へと続く 999 段の階段を上ると、ヴェネツィア人が 1700 年代に築いたパラミディ要塞に着きます。丘を下って半島へ向かうと、アクロナフプリアと呼ばれる、ギリシャのアクロポリスの素晴らしい遺跡があります。
半島からは北にある小さな島に建つブルジイ城がはっきりと見えます。船に乗って島へ渡り、ブルジイ城を見学してみましょう。
町の北へ数キロ行くと、さらに別の遺跡があります。かつてミケーネのメトロポリスだったティリンス遺跡です。保存状態のよいアクロポリスの遺跡を見て回りましょう。この遺跡は紀元前 1600 年ごろに築かれたと考えられています。
ティリンス遺跡で発掘された人工遺物の多くはナフプリオン考古学博物館に展示されています。この博物館は 1713 年のヴェネツィア時代に建てられた堂々たる建物の中にあります。先史時代から古代末期にかけてのアルゴリダ地方の歴史について学ぶことができます。コンボロイ ミュージアムにも工芸品が所蔵されています。ギリシャ文化で人気があった音が鳴るビーズのブレスレットのコレクションが展示されています。
くつろぎの時間を過ごすなら、車で 9 km (5.6 マイル) 南にあるトロ ビーチに向かいましょう。この大きなビーチはリゾート ホテルに囲まれているので混雑することがあります。日中早い時間に着くようにしましょう。
アテネ国際空港からギリシャに入国し、南西に 170 km (104 マイル) 車を走らせた場所にあるのがナフプリオンです。街の中心部は広くないので、たいていは徒歩で回れます。とはいえ、数多くの考古学的見どころがこの地域に散在しているので、レンタカーがあると動きやすいかもしれません。