絵葉書のような町、ラヴァル。中世の古城が見どころで、マイエンヌ川の緑豊かな渓谷を見渡すことができます。市内には多くの 16 世紀の家屋が現存し、森林や眺めのよいハイキング コースで散歩を楽しめます。中心街の川沿いには、この地域独特の建物が並んでいます。
11 世紀に建造されたラヴァル城を訪れて、この町の中世を生きた伯爵たちについて学んでみましょう。近年修復され、当初の荘厳さを取り戻したこの古城。現在では、ナイーヴアート美術館も併設されています。城の中で最も古い地下の礼拝堂も必見です。
町歩きをしながら、かつての城塞都市の市壁跡を写真に収めてください。重々しいブシュレス門は、2 つの塔とアーチ型の表門からなる町の入り口です。ラヴァル大聖堂まで来たら、周囲を回ってじっくりとそのゴシック様式の建築を楽しみましょう。この古めかしい街並みには、ノートルダム デ コルデリエ教会やアヴェスニエーレのノートルダム聖堂、サン ヴェネラン教会など、いくつもの歴史的に重要な教会が建ち並んでいます。
中心街で開催されるマーケットもお見逃しなく。毎週火曜日と土曜日に開かれています。中世当時のままのポン ビュー (古い橋) を渡り、川の流れを眺めてみましょう。背景にラヴァル城がそびえる美しい光景です。ボートツアーで川から橋を見上げることもできます。
町に戻ったらロワール渓谷へ。サイクリング コースや登山道にチャレンジしてください。アントラムの古代ローマ浴場へも遠出してみましょう。2,000 年近くもの間、山間に埋もれたままだったこの浴場は、近年発見されたばかりです。
町の名前「ラヴァル」は、古フランス語で「渓谷」を意味します。まさに、この地域に流れるマイエンヌ川とその渓谷に由来しています。市民もまた、「ラヴァロワ (渓谷の人)」と呼ばれています。
ラヴァルは、最寄の主要空港があるパリから南西に 280 km ほどです。のどかで風光明媚なメーヌ県とサルト県にまたがっています。夏も冬も年間を通して、さまざまなお祭やイベントが行われます。
ロワール渓谷への旅の拠点として、ラヴァルにお立ち寄りください。この地域独特の、穏やかな雰囲気と美しい教会の数々をお楽しみいただけます。