湖畔に面したローザンヌは見どころあふれる街。はつらつとした雰囲気が魅力です。旧市街の通りにはブティックやカフェが建ち並び、散歩にはうってつけ。湖と山々の景色にも目を奪われます。「オリンピックの首都」として知られる理由にも注目してみましょう。
かつてこの地に定住した古代ローマ人は、この地をロウゾンナと呼んでいました。現在は活気ある現代都市となったローザンヌですが、今も長い歴史がそこここに感じられます。整備の行き届いた旧市街を散策すれば、何世紀もの歴史を持つ建物が見られます。たとえば、ノートルダム大聖堂は 12 ~ 13 世紀まで歴史を遡る壮麗なゴシック建築。写真映えするパリュ広場に面した市庁舎は、17 世紀に建てられた建物です。
ローザンヌは、多くの博物館と美術館が集まっている街。かつての司教の邸宅を利用したローザンヌ歴史博物館で、街の歴史を学びましょう。アールブリュット コレクションもおすすめ。アールブリュットとは、知的障害のある人など、専門的な美術教育を受けていない人などが制作した作品です。現代デザイン応用芸術美術館は、デザイン専門の企画展を開催する美術館。その他、エリゼ写真美術館で写真を鑑賞したり、ローマ博物館で、ロウゾンナと呼ばれた頃の古代ローマ時代の出土品を見学したりすることもできます。
ローザンヌには、現代的な見どころもたくさんあります。アクアティス水族館は最新型の水族館。スイス連邦工科大学ローザンヌ校のキャンパス内にあるロレックス ラーニング センターは、うねるような近未来的な建物が目を引きます。
湖畔のウーシー地区では、地元の人々が散歩や水遊び、スタンダップパドルを楽しめます。この地区には、人目を引くオリンピック博物館もあります。ローザンヌには国際オリンピック委員会の本部が置かれています。この博物館ではオリンピックに関するインタラクティブな展示が行われ、メダルや聖火トーチなどのコレクションも見ることができます。
レマン湖のほとりにあるローザンヌは、スイスのフランス語圏にあるヴォー州に位置しています。ローザンヌは気軽に街巡りができる場所。街がコンパクトにまとまっているだけでなく、地下鉄網やバス、トロリーバスも充実しています。ローザンヌ中心部では駐車場を見つけるのは難しいので、公共交通機関の使用をおすすめします。