ボートをチャーターしますか。それとも岸からフライ フィッシングに挑戦しますか。キナイの川では、重さ 100 ポンド (45 kg) に迫るほど大きな鮭が釣れるのです。キナイ半島には、先住民族のデナイナ アサバスカ人たちが集落をつくって生活していました。後の 1700 年代にロシア人が移住し、1957 年に石油が発見されてからは石油ブームに沸き、やがて世界随一のスポーツ フィッシングの地として知られるようになりました。
気候のいい夏になると、多くの釣り人たちが鮭を釣りにキナイにやって来ます。ここでは、キング サーモン、レッド サーモン、コーホー サーモン、ピンク サーモンが釣れるのです。1985 年、当時 68 歳の漁師が、重さ 97 ポンド (44 kg ) もの鮭をキナイ川で釣り上げて世界記録を樹立しました。釣りをしない方も、川を上ってくる鮭と、それを見て大喜びする釣り人たちの様子をご覧ください。
アラスカ山脈が空高くそびえるキナイ半島では、美しい風景を眺めるのも旅の楽しみです。この地方には、ラムナ山、リダウト山、スパー山の 3 つの火山があります。ベルガ ホエール ルックアウトから、キナイ川河口の方向を双眼鏡で覗いてみてください。春から夏にかけては、鮭を捕まえようと川を上ってくるベルガ ホエールが見えるかもしれません。
キナイ ビジター アンド カルチュラル センターで、ロシア人による開発の歴史について学んでください。近くのフォート セント ニコラウスは、要塞で護られた交易の拠点として建造されました。1906 年には、セント ニコラウス教会も建造されました。玉ねぎのようなドームがついた聖母被昇天ロシア正教会は、アラスカ本土にある、最古の正教会です。
キナイの近くには、広大な自然保護区が 2 つあります。キャプテン クック州立保養地で、カヌーを漕いだり、メノウの原石を探してみませんか。キナイ国立野生動物保護区では、ヘラジカやクマ、ナキハクチョウを目にすることができるかもしれません。
ノース ペニンシュラ レクリエーション センターには、プールやフィットネス設備があります。誰でも無料で利用できるので、釣リをしない日も体を動かせます。ゴルフあるいはディスク ゴルフを楽しむこともできます。夏の大学野球のチーム、ペニンシュラ オイラーズの試合観戦もいいでしょう。
キナイは、アンカレッジから車で 3 時間ほどの場所です。その他の地域からキナイに行くには、キナイ空港行きのフライトをご利用ください。一生の思い出づくりに、アラスカで釣りに挑戦とお考えなら、市内でボートを予約し、釣り道具をレンタルをしてください。