首都ホニアラはソロモン諸島の玄関口。緑豊かな熱帯林とサンゴ礁の海に囲まれたガダルカナル島にあり、第二次世界大戦の戦跡や博物館、慰霊碑などが数多く残っています。地元の食材が並ぶ市場や歴史ある庁舎、美しい植物園や戦争の歴史を伝える記念公園も見どころ。秘密の滝や熱帯雨林のジャングル探検にも出かけましょう。
まずは、地元の生活に触れることのできるホニアラ中央市場から街歩きをスタート。市場はトロピカル フルーツや野菜をまとめ買いする人でにぎわっています。木彫りのアイテムや木製の籠、ジュエリーなどの伝統工芸品も素敵。ラバラバと呼ばれる色鮮やかな布は、スカートにしたり、何かと便利です。市場の裏は鮮魚市場。獲れたての新鮮な魚で埋め尽くされた市場は、活気にあふれています。
ホニアラを取り囲む丘は、第二次世界大戦の激戦地として知られています。ガダルカナル アメリカ戦争記念碑とソロモン諸島平和記念公園は、この地域の戦没者の追悼のために造られました。国立博物館には、太平洋戦争に関連した資料のほか、伝統工芸品やメラネシアの文化遺産などが展示されています。
近隣の文化センターや、絵画コレクションで知られる旧官邸内の国立アートギャラリーにも立ち寄ってみましょう。国立アートギャラリー植物園では、スイレンやランなど熱帯ジャングルの美しい花や樹木が見られます。
郊外まで足を延ばして、テナル滝やマタニカウ滝を巡るガイドツアーで熱帯の大自然を探検するのもおすすめです。ボネギ ビーチはダイビングやシュノーケリングにぴったり。冒険ツアーを予約したり、ボートをチャーターしたり、熱帯の海を思いっきり堪能しましょう。
ホニアラは、ソロモン海に浮かぶガダルカナル島北部の海岸線沿いに位置します。オーストラリアやフィジー、バヌアツ、パプアニューギニアからホニアラ国際空港行きの便が運航しています。ホニアラでの移動はタクシーやミニバスで。この 20 年ほどで治安が改善されましたが、スリには十分警戒し、夜間の 1 人歩きは避けるようにしてください。ホニアラの向かい側にあるサボ島も興味深い探検スポット。火山や砂浜に卵を産むツカツクリを観察するツアーに参加しましょう。