ダッチャは同じ名前のダッチャ半島に位置する大きな町で、トルコでも特に美しいエーゲ海沿岸の白い砂浜と透き通った海が魅力です。地元の市場、新鮮な魚介類、歴史ある古い地区を楽しむことができます。町の近くにある湾や入り江に行って、ビーチでくつろぎましょう。船で、またはマツ、ユーカリ、アーモンドのかぐわしい森を歩いて、ダッチャ半島の息をのむような美しさを体験しましょう。
ダッチャ半島は東端の地峡でトルコ本土と連絡します。半島を回る旅をするなら、ダッチャの町は拠点として最適です。マリーナで静かに揺れるヨットを見ながら、この町の美しい港を散策するのもおすすめです。土曜日に行くと地元の市場が楽しめます。香りのよいスパイス類、トルコならではの菓子類や軽食、この地域の手工芸品が並んでいます。水辺のカフェに座り、香り高い濃いトルコ コーヒーをトルコ菓子のロクム (英語ではターキッシュ ディライト) とともに味わってみましょう。
ダッチャの湾や入り江にあるビーチで泳ぐと、エーゲ海を眺めることもできます。町の中心にあるクムルクは柔らかな砂のビーチです。すぐ近くにある小石のビーチ、タシュリクにはミネラル豊富な温泉があります。
内陸部にはオリーブ農園があり、また、森林に覆われた風景のところどころでピンク色のブーゲンビリアが目につきます。ジャスミン、オレンジの花、ヨウシュイブキジャコウソウ、ローズマリーの香りが暖かい風に運ばれて漂ってくるでしょう。4 月にはアーモンドを木から収穫し、生のまま塩味を付けて食べます。
歴史の残る村、オールド ダッチャ (エスキ ダッチャ) の狭い通りには、昔からある地中海風の石造りの家々が並んでいます。約 35 km (21.6 マイル) 西、半島の先端部に位置するクニドスの古代都市は一見の価値があります。ヘレニズム時代に栄えたこの都市遺跡はかつてアフロディテの裸像をまつっていたことで有名です。命が宿っているようなその美しさに多くの旅行者が魅了されました。
ダッチャの町は半島南岸に位置しており、気候は穏やかで温暖な夏と緑あふれる春が楽しめます。車やバスでダッチャに行く場合は、港湾都市マルマリスから約 70 km (43.9 マイル) の距離です。歴史に残るボドルムの町から行くなら、まずダッチャ半島北岸行きのフェリーに乗りましょう。