2,000 年前からリンドスの小高い丘の上にある要塞。神殿や要塞施設の遺跡が残る場所です。
リンドス アクロポリスは、リンドスの集落の小高い丘にあるすばらしい眺めの考古遺跡。元は、紀元前 9 世紀に建設された古代の砦です。東ローマ帝国、聖ヨハネ騎士団、オスマン帝国の時代に要塞として機能していました。現在では神殿や塔、城、円形劇場の遺跡が残っており、リンドスの歴史をうかがい知ることができます。
村から続く傾斜の急な道を通ってアクロポリスへ。アクロポリスを囲むのはヘレニズム時代の壁。遺跡まで続く階段には、ロードス島の戦艦を描いた岩の彫刻があります。下から順番にのぼってみましょう。中世の建造物があります。たとえば、14 世紀に作られた聖ヨハネ騎士団の城は、東ローマ帝国時代の要塞の基礎の上に建てられたもの。近くには円形劇場がきれいに残されており、石造りの観客席も見られます。また、騎士団の本部として使われていた建物やギリシャ正教会の聖ヨハネ教会も見どころ。
階段を上って行くと、プロピュライアと呼ばれる聖域への入り口があります。紀元前 4 世紀のアテナ リンディア神殿も見てみましょう。内部には、供物台とアテナ像の土台が残っています。支配者の宮殿やローマ神殿の遺跡に続く中世の大きな階段も見ものです。
階段の上の方に上れば、リンドスのすばらしい街並み、伝統的な白塗りの四角い家々、そしてその向こうに見える海を写真に収めることができます。
リンドス アクロポリスは、ロードス島の東側沿岸にあるリンドスにあります。ロードス シティから車で約 1 時間で行くことが可能。村の目抜き通りに無料で駐車することができます。島都からリンドスまでの定期バスも運行。
リンドス アクロポリスは年中無休で、入場は有料です。おすすめの時間は朝。団体客で混み合うこともなく、気温も午後ほど高くなることはありません。