エアフルトは地理的にドイツの中心に近く、国内の要所として長い間重要視されてきました。細い通りには、きれいな住宅から古代の教会まで、数え切れないほどの中世ドイツ建築が並んでいます。
この街には、ドイツの連邦労働裁判所、主要な大学、エアフルト大聖堂、現存するものではヨーロッパ最古のシナゴーグなど、優に 1,000 年を超える歴史が脈々と受け継がれています。
たとえば街の中心には、木骨造りの伝統的な家々や、ゴシック様式の教会が 30 近くも見られます。中でもエアフルト大聖堂とセヴェリ教会は市場の開かれるメインの広場を見下ろすようにそびえていて、広場では 12 月のクリスマス マーケットなどのフェアが開かれます。 エアフルトの名物、クレーマーブリュッケを見ると、その光景にうっとりすることでしょう。この橋は、その両側に木骨造りの建物がびっしりと並び、ゲラ川の支流のブライトシュトロームに架かっています。1117 年に造られたもので、橋の上に並んでいる家々は現在ほとんどが職人の店やアンティーク ショップとなっています。街の上のペータースベルクの丘の上に建っている巨大なバロック様式の要塞、ペータースベルク要塞もまた重要な見どころです。 エアフルト シナゴーグは 1100 年頃に建てられたもので、現存するシナゴーグではヨーロッパ最古と考えられています。近年、この建物は改装されて博物館になっています。常設展「エアフルトの宝」では、1340 年代の黒死病の時代にユダヤ人たちが隠しておいたコインや宝飾品を見ることができます。この宝飾品は、1998 年になってエアフルトにある住宅の壁の中から発見されました。
有名な見どころ以外にも、街の周囲には多くの観光地があります。エガパークの植物園を訪ねたり、近年改装されたばかりのエアフルト劇場でオペラを鑑賞したり。また、市内に数多くある美しいオープン スペースのひとつヴェニゲマルクトでひと休みしたりして、思い思いにお過ごしください。