伝統と新進気鋭のブランドが作り出す、パリの紅茶・ハーブティー
年々、紅茶の消費量が増えてきているといわれるパリでは、老舗の歴史ある紅茶ブランドに加え、新しいブランドも誕生しています。また、紅茶の種類もフレーバーティーやノンカフェインティーなど新たな取り組みによるものが続々と新登場。今回は、紅茶の本場イギリスに負けず劣らず、文化として根付いているフランスの紅茶について、有名どころをピックアップしてご紹介します。缶やパッケージも素敵で軽くて持ち運びやすい紅茶は、パリ土産のマストアイテムです。
パリの最上級パラスホテル御用達。「ダマン・フレール(dammann Frères)」
格調高い雰囲気に包まれた店内、フランスの最上級パラスホテルやミシュランの星付きレストラン御用達の紅茶ブランド「ダマン・フレール(dammann Frères)」。ルイ14世により1692年にフランス国内での紅茶販売独占権を許可されたブランドならではの品格にあふれています。世界中から厳選された茶葉によるお茶は、テスターを自分で自由に香ることができ、気に入ったものがあれば、缶に書いて有る番号か名称を伝えれば購入できます。
200種類以上の独創的なブレンドの茶葉は、グラムで買うことも、すでに缶入りのもの、そして、お手軽なティーバッグタイプもあります。パリやロンドンの街をイメージしたシリーズは、お土産に喜ばれそうです。
■ダマン・フレール(dammann Frères)
公式ホームページ(英語・フランス語):https://www.dammann.fr/fr/
最寄り駅:メトロ1・9番線のフランクリン・D・ルーズベルト(Franklin D. Roosevelt)駅から徒歩4分
営業時間:月〜土曜日10:30〜20:00、日曜日11:00〜18:00
定休日:なし
住所:12 Avenue Franklin Delano Roosevelt, 75008 Paris
※他、パリ市内に5店舗の専門店
伝統と新しい取り組みが混じり合う「マリアージュ・フレール(Mariage Frères)」
日本でもおなじみの「マリアージュ・フレール(Mariage Frères)」は、「ダマン・フレール(dammann Frères)」と同じく17世紀からある老舗の紅茶ブランド。壁一面に500種類以上の紅茶が並ぶ様子は、まるで美術館のよう。店員さんに好みの味わいや目的などを伝え、おすすめを提案してもらう、そんなお買い物が楽しめる場所です。
専門店には、サロン・ド・テも併設されており、メニューには、定番からシーズンのテーマに合わせた新しい取り組みのものまで、何ページにも渡りびっしりとお茶が並んでいます。温かい紅茶はもちろん美味ですが、夏シーズンに現れる、大きなグラスにたっぷりの冷たいお茶も、すっきりとしておすすめ。いずれも、ケーキやお菓子などと合わせて楽しめます。
「マリアージュ・フレール(Mariage Frères)」では、ブランド名の入った黒の缶の他に、エッフェル塔デザインの箱やカラフルな筒状のパッケージなど、見た目にも楽しめるお土産向きの紅茶が手に入ります。
■マリアージュ・フレール(Mariage Frères)
公式ホームページ(日本語・英語・フランス語他):https://www.mariagefreres.com/FR/accueil.html
最寄り駅:メトロ2番線のテルヌ(Ternes)駅から徒歩2分
営業時間:ショップ)月〜日曜日10:30〜19:30、レストラン、サロンド・テ)月〜日曜日12:00〜19:00
定休日:なし
住所:260 Rue du Faubourg Saint-Honoré, 75008 Paris
※他、パリ市内に6店舗の専門店
権威あるグルメ雑誌で金賞を受賞した、「ベッジュマン&バートン(Betjeman and Barton)」
photo by Betjeman and Barton
1919年創業の「ベッジュマン&バートン(Betjeman and Barton)」もまた、パラスホテルやミニュランの三つ星レストランのシェフに人気の老舗紅茶ブランド。パリの権威のあるグルメ雑誌「LE GUIDE DES GOURMANS」の紅茶部門で金賞を受賞した経験もあります。世界で先駆けて造られたフレーバーティーは、アイディア溢れるオリジナルのものばかり。公式サイトには日本語表記の説明もありますので、来店前にぜひ参考にされてください。
■ベッジュマン&バートン(Betjeman and Barton)
公式ホームページ(フランス語):https://www.betjemanandbarton.com/
(日本語):http://www.betjemanandbarton.net/index2.html
最寄り駅:メトロ8・12・14番線のマドレーヌ(Madeleine)駅から徒歩4分
営業時間:月〜土曜日10:00〜19:00(夏の間は、月〜土曜日10:00〜18:00)
定休日:日曜日
住所:23, Boulevard Malesherbes 75008 Paris
※他、パリ市内に2店舗の直営店
パリを本拠地とする、ロシア・ティーのブランド「クスミ・ティー(Kusmi Tea)」
ロシアの皇族御用達の紅茶商が、ロシア革命を機にフランスに亡命し、パリにてロシア・ティーのお店を開いたのが、「クスミ・ティー(Kusmi Tea)」。カラフルでエキゾチックな柄がひと目で「クスミ・ティー(Kusmi Tea)」のものとわかる丸い缶は、紅茶を楽しんだ後にも小物入れとして活躍しそうです。各種フレーバーティーやデトックス・リラックスなどの効果を期待できるもの、有名ブランドとのコラボレーションなども見逃せません。創業150周年の際には、限定パッケージで、マトリョーシカデザインのインパクトある缶の紅茶も発売されました。
鳥のマークがかわいい、カラフルな缶に入った、「ラブ・オーガニック(Løv Organic)」は、「クスミ・ティー(Kusmi Tea)」のセカンドライン。紅茶の種類によって缶の色が違うので、好みの味わいと欲しい缶の色がマッチングする商品を探す楽しみがあります。
■クスミ・ティー(Kusmi Tea)
公式ホームページ(フランス語):http://champselysees-paris.boutique.kusmitea.com/fr/
最寄り駅:メトロ1番線のジョルジュ・サンク(George V)駅から徒歩3分
営業時間:日〜水曜日10:00〜21:00、木〜土曜日10:00〜22:00
定休日:なし
住所:71 Av. des Champs-Élysées, 75008 Paris
※他、パリ市内に専門店14店舗。ラブ・オーガニック(Løv Organic)は、取り扱っていない店舗もありますので、ご注意ください。
紅茶の愛好家がプロデュースする紅茶「パレ・デ・テ(PALAIS DES THÉS)」
フレーバーティーがパリっ子にも人気の「パレ・デ・テ(PALAIS DES THÉS)」。1987年に、パリ、モンパルナスに集まった約50人のお茶の専門家や愛好家が、”もっと質の高い美味しいお茶を”と始めた、興味深い始まりのブランドです。産地に定期的に訪れ、農法・労働環境・衛生などまで実際に見た上で、最良のお茶を仕入れているのだとか。
■パレ・デ・テ(PALAIS DES THÉS – PARIS MARTYRS)
公式ホームページ(英語・フランス語他):https://www.palaisdesthes.com/fr/
最寄り駅:
営業時間:まだ日〜水曜日10:00〜21:00、木〜土曜日10:00〜22:00
定休日:なし
住所:13, rue des Martyrs, Paris,France 75009
※他、パリ市内に専門店8店舗
有機栽培(BIO)の紅茶「フロレル・アン・プロヴァンス(FLOREL EN PROVENCE)」
有機栽培(BIO)の茶葉を用いたハーブティーが人気の、「フロレル・アン・プロヴァンス(FLOREL EN PROVENCE)」。そのまま宝箱になりそうな素敵な缶はお土産にもぴったり。ハーブティー以外にも同じく有機栽培(BIO)のスパイスや塩も販売しています。
■フロレル・アン・プロヴァンス(FLOREL EN PROVENCE)
公式ホームページ(英語・フランス語):https://florel.fr/
最寄り駅: メトロ7番線のサンシエ・ドーバントン(Censier – Daubenton)駅から徒歩2分
営業時間:月曜日11:00〜19:00、火〜日曜日10:00〜19:00
定休日:なし
住所:139 Rue Mouffetard, 75005 Paris
モンブランのフレーバーティーは要チェック「アンジェリーナ(Angelina)」
以前に、「“サロン・ド・テ”と“カフェ”の違いは?パリで優雅なときを過ごすなら、どちら?」でご紹介した、「アンジェリーナ(Angelina)」。日本でもモンブランケーキが有名なお店である「アンジェリーナ(Angelina)」は、独自のブレンドティーが人気。あのココ・シャネルが愛したというモンブランフレーバーのティーは要チェックです。他にも、ショコラやライムブロッサム&ペパーミントなど、どれも気になるものばかり。優しいカラーのまあるいの缶に入った「アンジェリーナ(Angelina)」の紅茶は、見た目でも味でも癒されそうです。
■アンジェリーナ(Angelina) Rivoli店
公式ホームページ(フランス語・英語):http://www.angelina-paris.fr/
最寄り駅:メトロ1番線のテュイルリー公園(Tuileries)駅から徒歩2分
営業時間:月〜金曜日7:30〜19:00、土・日曜日8:30〜19:30
定休日:なし
住所:226 rue de Rivoli, 75001
※他パリ市内に6店舗の直営店
紅茶に興味があるなら、専門店に行き店の雰囲気に触れ、店員さんとのお買い物を楽しむのがもちろんおすすめですが、お土産としていろいろなブランドのものを一度に買いたいのなら、オペラ・ガルニエのすぐ裏にある、「ギャラリー・ラファイエット・パリ・グルメ(Galeria Lafayette Paris GOURMET)」やサンジェルマン・デプレの方にあるパリ7区の「ル・ボン・マルシェ(Le Bon Marché)」の「ラ・グラン・エピスリー・ド・パリ(La Grande Epicerie de Paris)」などの百貨店のグルメ館が便利です。
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初めまして。酒と旅行がメインのブログを書いているcongiro(コンヒーロ)と申します。 普段から日本各地を旅しては、地元の方々が飲んでいる日常系の日本酒を好んで買って楽しんでいます。 特に好きなのは、その土地の日常酒を、その土地の方たちがいる酒場で飲むことですね。「誰かの日常は、私の非日常」。それを念頭に、いつも楽しく旅をしています。...
お世話になっております。会社員兼業ライターの赤祖父と申します。6歳男子、2歳女子の2児の父親でもあります。 前回に引き続き、今回も「息子に興味のあることを聞いてプランを組み立てる、親子ふたり旅」へ行ってきましたので、その内容をご紹介します。旅の終わりには、こちらも前回と同じく、思い出を絵に描いてもらいました。未就学児と旅をする上でおすすめの“鉄道体験”についても触れています。 「雪が見たい」の一言で、行き先は青森に決めた...
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