スペインでバル三昧、最高のピンチョスを求めてサン・セバスチャンへ!
海外旅行に出かけると、現地の美味しいものを食べ歩くことについ熱中してしまう人は多いハズ。中には観光名所を巡るよりも、むしろ食べるほうがメインという人もいるのではないでしょうか。今回は、そんな人にピッタリの場所をスペインで見つけたのでご紹介しましょう。バル(酒場)を何軒もはしごして、最高のピンチョスに出合う旅です!
美食の都、サン・セバスチャンへ!
今回ご紹介するのは、スペインのバスク地方にある街サン・セバスチャン。人口は20万人弱と、都市の規模はそれほど大きくありませんが、スペインの中でも有名な観光地として、世界中から多くの旅行者が集まる場所です。
サン・セバスチャンが有名なのは、旧市街のいたるところにバルが点在していて、しかもそこで提供される料理がどれも段違いに美味しいことにあります。
もともとスペインにはバルと呼ばれる食堂、カフェ、バーを混ぜたような飲食店があって、そこでビールやワインを飲みながらタパス(小皿のおつまみ)をつまむのが旅行中の楽しみのひとつ。サン・セバスチャンは、観光客を呼ぶための目玉としてこのバル文化を活用し、バル同士がお互いにレシピを教え合うなど街全体でレベルアップを図った結果、世界有数のグルメタウンが出来上がってしまった、というわけなのです。
実際にバルのピンチョス(バスク地方ではタパスのことをこう呼びます)をのぞいてみると、「本当におつまみなの!?」と思いたくなるようなハイレベルの料理ばかり。もともとスペイン料理はヨーロッパの中でもかなりの実力者として知られていますが、よりハイグレードなメニューを味わえると聞くと、期待せずにはいられないのではないでしょうか。
バル巡りをするなら知っておきたい、注文の方法は?
バルの注文の仕方は店によって異なるため、初めての人はちょっと戸惑うかもしれません。スムーズに注文するためのポイントを、簡単にご説明しましょう。
1. カウンター、テーブルのどちらで注文するかを確認
バルでは基本的に、飲み物やフードはカウンターで注文します。ただ、規模の大きなバルや観光客が多い店などはテーブルまで注文を取りに来てくれる場合もあるため、どちらか判断がつかない場合は「¿Servís en mesa?(セルヴィス・エン・メッサ?:テーブルで注文できますか?)」と聞いてみるといいでしょう。
2. 注文は指差しでも、メニューでもOK
ピンチョスは基本的にカウンターに並べられており、指差しで注文できるので困ることはないでしょう。ただ、メニューにしかない料理や、そもそもカウンターにフードを並べていない場合もあるので、そういった場合は「El menú, por favor.(エル・メヌ・ポルファボール:メニューをください)」と言ってメニューを持ってきてもらいましょう。観光客の多いエリアなら英語メニューがあることもあります。
3. 食事はカウンター、もしくはテーブルで
バルにはカウンターとテーブル席の2つがあるので、混み具合やどのくらい長居したいかによって好きなほうを選ぶといいでしょう。テーブル席はゆっくりしたい時に最適で、カウンターは目の前の食べ物を簡単に指差し注文できるメリットがあります。また、テーブル席を選んだ場合はテーブルチャージが追加されたり、料理の値段が少し上がったりすることもあるので、あらかじめ知っておくといいでしょう。
どこのバルに入るべき?マストで訪れたい3店はココ!
サン・セバスチャンのバルはどこに入っても外れることはないですが、その中でも特におすすめしたい3店を紹介しましょう。どこも人気店なので、できるだけ開店直後を狙うことをおすすめします!
ラ・クチャラ・デ・サン・テルモ(La cuchara de san termo)
サン・セバスチャンで最も人気が高いともいわれるラ・クチャラ・デ・サン・テルモ。多国籍風のピンチョスが人気で、スペイン料理ともフランス料理とも言えるような、一風変わった料理が楽しめます。
ピンチョスはどれも美味しいですが、りんごピューレのかかったフォアグラステーキは特に絶品です!
住所:31 de Agosto Kalea, 28Donostia, Gipuzkoa
電話番号:(+34) 943-44-16-55
営業時間*:火曜19:30〜23:00、水〜日曜12:30〜15:30、19:30〜23:00(月曜休業)
バル・ネストル(Bar Nestor)
スペイン風オムレツ、トルティージャが有名なバル。半熟とろとろの卵の中にじゃがいもと玉ねぎがぎっしりと詰まっている絶品。あっという間に売り切れてしまうので、開店と同時に名前を告げて予約するというシステムになっています。ボリュームのあるステーキも有名なので、がっつりと食べたい人にもおすすめ。
住所:Arrandegi Kalea, 11 Donostia, Gipuzkoa
電話番号:(+34)943-42-48-73
営業時間*:火〜土曜13:00〜15:00、20:00〜23:30、日曜13:00〜15:00(月曜休業)
エゴサリ(Zumeltzegi Egosari)
ブロチェッタ(Brocheta:串焼き)のピンチョスが有名なバル。魚介類やハム、ベーコンなどさまざまな種類のプロチェッタが生の状態でカウンターに並んでいるので、指差しで好きなものを注文しましょう。注文を受けてからひとつひとつ焼いてくれます。
住所:Fermin Calbeton Kalea, 15 Donostia, Gipuzkoa
電話番号:(+34)943-42-82-10
営業時間*:月〜水曜11:30〜16:00、19:00〜23:30、金曜0:00〜4:30、11:30〜16:00、19:00〜24:30、土曜11:30〜16:30、19:00〜24:30、日曜11:30〜16:30、19:00〜24:00(木曜休業)
※各店の営業時間は実際と異なる場合があります。
たまにはバルで、のんびりとした時間を
食べること、飲むことが好きな人にとってはまさに聖地とも言えるサン・セバスチャン。時には観光地巡りをお休みして、スペイン人のようにバルでのんびりとした時間を楽しむのもいいかもしれません。
サン・セバスチャンには今回ご紹介した以外にもたくさんのバルがあり、それぞれ工夫をこらしたピンチョスを提供しています。何軒もはしごして、自分好みのバルを見つけてみてはいかがでしょうか。
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