投稿者 : 純 岩佐、投稿日 2017 年 5月21日

まとめ買い必須!パリのマストバイは、高級バターで決まり

帰国後、冷凍しておけばかなり長持ちするバターは、パリ旅行のお土産の最有力候補。日本の高級フレンチレストランでも提供される、有名なバター「エシレ(Echiré)」や、「ボルディエ(Bordier)」、「ベイユヴェール(Beillevaire)」、そして「イズニー(ISIGNY)」など、バターのブランドもフランスではさまざま。中には、日本のスーパーで手にはいるバターもありますが、関税のためひとつ2,000円もする超高級品となってしまうことも。それがパリでは、なんと300円ほどの価格!その安さに、まとめ買いせずにはいられません。

パリで買うべき おすすめバター

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“無発酵バター”が一般的な日本に比べ、フランスのバターは、ほぼ“発酵バター”です。“発酵バター”とは、製造過程で、乳酸菌を加えて発酵させたクリームを使用したもので、バターだけでも食べ続けられてしまいそうな、チーズのようなコクがあります。さらに、チーズやサラミなどの塩味のきいた食品とバターを一緒に味わうことの多いフランス人にとっては、“無塩バター(DOUX)”が一般的。日本で一般的な、“有塩バター(demi-sel)”は、小さいスーパーでは、あまり見かけません。ですので、“有塩バター(demi-sel)”や、有名ブランドのバターが欲しい場合は、デパートの高級食材売り場に行くのがおすすめです。海藻入りのバターなど、さまざまなフレーバーのバターも含め、大抵125gか250gの大きさのバターが、ずらりと並んでいます。

憧れバター、「エシレ(Echiré)」

エシレ(Echiré)のバター

発酵バターの最高級ブランドとも知られる、「エシレ(Echiré)」は、高級フランス料理店でも提供されることの多い、憧れのバターのひとつです。日本の高級食材店などで、割とよく見かけますが、250gで、おおよそ3000円程度する超高級バターです。その「エシレ(Echiré)」が、なんとパリでは約3〜4ユーロ程度。驚きの価格差です。日本での認知度も高い「エシレ(Echiré)」は、お土産にも最適といえるでしょう。

大西洋岸ポワトゥ・シャラント地方のエシレ村で、昔ながらの製法で作られている、「エシレ(Echiré)」バターは、くせのない食べやすい味で、ミルクの風味や香りも含め、とても上品なバターです。

(脂肪分80%、低温殺菌クリーム、塩2%、100gあたり720kcal)

強い風味がパンに合う、「ボルディエ(Bordier)」

ボルディエ(Bordier)のバター

ブルターニュ地方にて、手練りの製法で作られている「ボルディエ(Bordier)」のバター。搾りたてのミルクのような、強いミルクの風味が濃厚な味わいで、「エシレ(Echiré)」などの他の有名バターとは、異なる強い味わいです。「ボルディエ(Bordier)」の強い風味のバターは、パンと合うと、その組み合わせを好んで食べるフランス人が多いそうです。

「ボルディエ(Bordier)」のバターは、種類もさまざまで、海藻や唐辛子入り、にんにく&ハーブ、レモン&オリーブオイル、そして、日本からフランスへ伝わった、ゆずが入ったバターも人気です。

(脂肪分79%、低温殺菌クリーム、塩2.8%、100gあたり716kcal、250gのバターで約5ユーロ程度)

ノルマンディー地方の良質な生乳発酵バター、「イズニー(ISIGNY)」

イズニー(ISIGNY)のバター

「イズニー(ISIGNY)」は、フランスのノルマンディー地方にある、大手乳業メーカーです。ノルマンディー地方は、フランスの中でも特に気候が酪農に適していると言われ、その良質な草を食べて育つ牛からは、栄養分や風味に優れた上質のミルクが採れます。「イズニー(ISIGNY)」のバターは、穏やかなミルクの風味で、パンなしで、ずっと食べ続けてしまいそうなくらい、なめらかで優しい味わいです。

(脂肪分 85%、生乳・食塩、塩2%以下)

パリの家庭の味、「プレジダン(PRESIDENT)」のバター

プレジダン(PRESIDENT)」のバター

250gでも2ユーロ以下と安く、パリっ子も愛用している、「プレジダン(PRESIDENT)」の超定番バター。ミルクのコクはしっかりありますが、日常使いにぴったりで、香りも後味もさっぱり。他の高級ブランドに比べ安価ですが、十分おいしいので、帰国後の自宅使いとして、まとめ買いにはピッタリです。

その他の有名バターブランド

ノワールムーティエ産のベイユヴェール「Beillevaire」は、じっくり攪拌して作る製法で、フランス西部を中心に、たいへん人気の高いブランド。上質な乳酸の香りがし、また、長く続く余韻がたまらないと、ファンも多いバターです。ブルターニュ地方の海塩結晶入り発酵バター「セルドゥメール(Sel de Mer)」も、しゃりしゃりとした塩の食感がおもしろい、お土産にも話題性のあるバターです。

フランスバターをパリから持ち帰るには?

「日本への長旅で、バターが溶けてしまうのでは?」と心配もありますが、よほど暑い時期でなければ、持ち運びに気をつけることで、バターが溶けてしまうことはないようです。バターを買ったら、できればホテルの冷凍庫に入れておきましょう。帰りのスーツケーツ(機内荷物ではなく、預ける荷物)には、ビニール袋や新聞紙でくるむか、できれば、日本から保冷剤と保冷バッグを準備しておくと、より安全です(パリでも保冷バッグは買えます)。

高級フランスバターが買える、パリのお店

百貨店のバター売り場

バターの品揃えの多さでおすすめなのは、百貨店の食品売り場。また、「モノプリ(MONOPLIX)」でも、大型店舗であれば品揃えもある程度充実はしています。「モノプリ(MONOPLIX)」にお目当てのブランドのバターがあれば、百貨店より少しお安く買えるメリットがあります。

<百貨店の食品売り場>

■ル・ボン・マルシェ・リーブ・ゴーシュ(LE BON MARCHÉ RIVE GAUCHE)
公式ホームページ(日本語・英語・フランス語・中国語):http://www.lebonmarche.com/jp.html
最寄り駅:メトロ10番・12番線のセーヴル=バビロヌ(Sèvres – Babylone)駅から徒歩2分
営業時間:月〜水・土曜日10:00〜20:00、木・金曜日10:00〜21:00
定休日:日曜日
住所:24, rue de Sèvres 75007 Paris

■ギャラリーラファイエット パリ ・オスマン・グルメ(Galeries Lafayette Paris Haussmann Gourmet)
公式ホームページ(日本語・英語・フランス語他):http://haussmann.galerieslafayette.com
最寄り駅:パリオペラ座(expedia内リンク:https://www.expedia.co.jp/Paris-Opera-Paris.d502232.Place-To-Visit)の向かい、メトロ7番・9番線のショセ・ダンタン=ラ・ファイエット(Chaussée d’Antin – La Fayette)駅すぐ
営業時間:月〜土曜日8:30〜21:30
定休日:日曜日
住所:35, Boulevard Haussmann, 75009 Paris

<大手スーパーの例>

■モノプリ(MONOPRIX)FONTAINE店
公式サイト(フランス語):https://www.monoprix.fr/
最寄り駅:メトロ2番線のブランシュ(Blanche)駅から徒歩1分
営業時間:月~土曜日09:00-21:00
定休日:日曜日
住所:52 Rud De Fontaine Paris 75009
※他パリ市内に50店舗以上。ただし、小型店舗では、取り扱いのバターが限られますので要注意。

百貨店や大型スーパーには、非常にたくさんのバターが並んでいるため、お目当てのバターがどれかわからなくなってしまう場合もあります。欲しいブランドのバターが決まっている場合は、事前に名前を控えたり、パッケージの写真をスマホや携帯電話などに保存しておいたりしておくと、時間の節約にもなり、間違わずに済むのでおすすめです。

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