お土産にもピッタリ!イタリア産オリーブオイルの選び方
イタリアを旅行するうえではお土産選びも楽しみのひとつ。パスタソースやチーズ、ワインなど定番のお土産はたくさんありますが、それに加えてぜひおすすめしたいのがオリーブオイルです。お土産にもピッタリの、美味しいオリーブオイルを手軽に選ぶ方法をまとめてみました。
買う前に知っておきたい、オリーブオイルの基準って?
オリーブオイルはワインと同じように、ラベルに産地や製法などさまざまな情報が記載されており、選ぶ際はそれを基準にしてみるといいでしょう。具体的には、以下のようなポイントをチェックしてみてください。
まずは生産地をチェック!できるだけ詳細に記載されているものを選ぼう
オリーブオイルを選ぶ上でまずチェックしたいのは、それがどこで生産されたものかということ。「イタリア産」や生産された州だけでなく、できれば農場や生産者までしっかりと表記されているもののほうがベターです。それだけ、オリーブオイルの品質に責任を持って製造されている証拠と考えることができます。
熱を加えない製法かどうかも重要なポイント
オリーブは熱を加えたほうが搾油しやすく、メーカーによってはかなりの高温で抽出している場合もあります。しかし、こうした熱は香りや鮮度を落とす原因にもなるため、あまりおすすめできる製法ではありません。鮮度にこだわるメーカーのオイルには、低音で抽出していることを表す「estratto a freddo(英語で「cold press」と表記されていることも)」という記載があることが多いので、それをひとつの選択基準にするのもいいでしょう。
可能であれば味や香りもチェックしてみて!
オリーブオイルの専門店や高級食材店などでは味見をさせてくれる場合もあります。そんな機会があれば、ぜひ味や香りもチェックしてみてください。日本で販売されているオリーブオイルは無味無臭のものも少なくありませんが、イタリアでは青草やグリーントマトの香りがするものなど、さまざまなオイルが販売されています。また、口に含んだ際にピリピリするような辛味を感じるオイルはポリフェノール値が高く、高品質で体にも良いとされています。
色味は緑に近いものほどベター
オリーブオイルは酸化を避けるため遮光性のある黒い瓶に入っていることが多いのですが、もしお店で味見をさせてくれる機会があれば、色にも注目してみてください。オリーブの種類によって多少の違いはありますが、基本的には緑色のものが良質とされています。搾ってから長時間経ってしまうとオイルの色味はだんだんと黄色になり、品質も下がってしまいます。
北イタリアと南イタリアで違う!?オイルの味わい
オリーブオイルの味わいは生産者やその年によっても異なるため、ワインと同じように、美味しいものを見つけるのは簡単ではありません。ただ、一般的に同じオリーブオイルでも、北イタリア産(リグーリア、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリアなど)と南イタリア産(シチリア、プーリアなど)では味わいが異なる傾向にあるといわれており、知っておくと選ぶ基準になるかもしれません。
北イタリア産のオイル:デリケートな優しい味わいで、香りは控えめ。肉料理や魚料理などの上にたらし、料理の味を引き立たせる用途に使うのがおすすめ。
南イタリア産のオイル:重厚な味わいで香り高いものが多い。サラダやパンにつけて食べるなど、オイルそのものが主役になるような使い方がおすすめ。
手軽に美味しいオイルを選ぶなら、ノベッロの季節を狙おう!
ここまで読んで「オリーブオイルを選ぶのは難しい」と感じた人も多いかもしれません。確かにイタリアのオリーブオイルは産地や製法、原料などさまざまな基準があり、地域名や農場名なども含め、ある程度の知識がないと選ぶのは難しいもの。自分の好みにあった美味しい1本を選びたいなら、ワインや日本酒のようにいろいろと試してみるのが結局は近道なのかもしれません。
ただ、お土産にするために手軽に美味しい1本を選びたいという場合は、毎年11〜12月頃に出回るノベッロ(Novello:新オリーブオイル)を狙うのもひとつの方法。香りや味わいに差はあれ、鮮度のよい搾りたてのオイルが美味しいのはだいたいどれも共通しています。もし11〜12月頃にイタリアを旅行する機会があったら、ノベッロのオイルをぜひ探してみてください。日本の「新米」のように、ボトルに「Novello」と大きく記載されているのですぐに見つけられると思います。
手軽にイタリア気分を味わえるお土産
イタリアはさすが本場だけあって、スーパーなどでも数多くのオリーブオイルが売られています。サラダやパスタはもちろん、肉料理や魚料理など、どんな料理にかけても美味しく、手軽にイタリア気分を味わえるのでお土産にもピッタリ! ぜひ美味しいオリーブオイルを選んでみてくださいね。
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