広々とした庭園と美しい中庭が印象的なバロック様式の宮殿。重要な芸術コレクションも収蔵しています。
ドレスデンの有名な建造物の中でも特にバロック建築の傑作として知られるツヴィンガー宮殿。旧市街の北西部にあり、ドレスデン城やオペラ ハウスの近くです。美しい庭園や中庭を散歩したり、芸術作品の膨大なコレクションを鑑賞したり。宮殿内の豪華な内装も見ものです。
第二次世界大戦で損壊したドレスデンの多くの建物とは異なり、ツヴィンガー宮殿は、戦後すぐに元の状態に復元されました。敷地内に入ったら、まずは中庭と庭園を見てみましょう。かつて大規模な祝祭行事が開催されていた場所です。宮殿の建設は、1710 ~ 1719 年。多数のパビリオンや門、柱状の建造物が特徴的です。宮殿の主要な見どころ、王冠の門ではぜひ写真撮影を。門の装飾に使われているギリシャの神々を眺めたら、庭園に移動してニンフの泉へ。この中庭には、噴水や彫像が数多く設置されています。
ツヴィンガー宮殿内には博物館や美術館がたくさんあります。世界有数の規模を誇る、ドレスデン陶磁器コレクションは必見。また、兵器や武具、軍服などの膨大な武器コレクションも見逃せません。芸術愛好家なら、ゼンパー館が楽しめるでしょう。ラファエルなど、バロック絵画の名作コレクションが収蔵されています。巨匠ラファエロの最も有名な作品の 1 つ、システィーナの聖母もここにあります。他に、彫像や美しい壺を収蔵した美術館も。宮殿内のライブラリーでは、歴史のある本や画像のコレクションを閲覧できます。
ツヴィンガー宮殿は、ドレスデンの旧市街にあり、中心部のホテルの多くが徒歩圏内にあります。市の郊外からアクセスする場合は、トラムか電車を利用しましょう。宮殿の休館日は月曜日。ツヴィンガー宮殿への入場料で、すべてのギャラリーと庭園に入場可能です。