かつてボヘミア王の城があったヴィシェフラット。城の建物はほとんど残されていませんが、丘の上に広がる城跡は展望に恵まれた静かな場所で、散歩やピクニックにぴったりです。
プラハの丘に広がるヴィシェフラット城跡は、1140 年までボヘミア王の城があった場所。ヴィシェフラット城は数世紀かけて建設されました。今は跡が残されているだけの城壁が、カレル 4 世によって付け加えられたのは 14 世紀のことでした。
今は城跡が残るのみですが、それでも城の教会、墓地、立派な城壁を見ることができます。また、ここには大都会プラハの中でひと際のどかな庭園があり、見どころがたくさんあるので、2 ～ 3 時間かけてゆっくりと回りましょう。ヴィシェフラット城跡は文化財に定められており、敷地内には博物館と美術館もあります。インフォメーション センターで販売しているガイドブックは、城跡の歴史を学び、重要な見どころを押さえるのに役立ちます。城の庭園でピクニックをしたり、敷地内にあるレストランやカフェでチェコの料理や飲み物を味わったり、ゆっくりと楽しんでください。庭園の周りを城壁跡に沿って歩けば、川の向こうにプラハ城を臨むすばらしい景色が楽しめます。 見どころの 1 つは敷地内にある国立墓地。プラハで最も著名な文化人や学者の墓があります。およそ 600 個もの墓が並び、中には数世紀昔の墓石もあります。彫刻ギャラリーを思わせるほど多数の彫像が設置されています。ここに眠るたくさんの芸術家たちにふさわしい手向けです。 街のどこからでも尖塔 (せんとう) の見える聖ペテロ・パウロ大聖堂にもぜひ足を運んでください。完全に改修を終えた大聖堂の内部は、息をのむすばらしさです。 新市街のすぐ南にあるヴィシェフラット城跡は、ヴルタヴァ川を見下ろす丘の上にあります。路面電車と地下鉄で行くことができます。城跡内へは少額の入場料、一部の施設には若干の追加料金が発生します。
