バレンシア植物園には世界の 5 大陸から集めた 4,000 種の植物があり、植物の多様性を目の当たりにできます。この庭園は 1567 年に薬草研究を目的として創設され、1802 年に現在の場所に移設されました。現在はバレンシア大学に属しています。
屋内外の展示会場を通る順路に従って 20 種類の生きたコレクションを見学しましょう。ヤシ類のコレクションは 120 種類を超え、中には 200 年を超す樹齢の株も見られます。35 本も枝を張り出していることで有名なナツメヤシもあります。バレンシアで特に重要な生態系を形成する植物コレクションと地中海の土着植物を集めた石庭にご注目ください。
園内には、イリノイのクルミやアカガシワなど、世界の特に重要な樹木が茂る森林エリアがあります。ベンチに座って園内の素晴らしい自然環境を堪能できます。
見事な植物コレクションに加え、建築ファンにとっては、園内に建つ 19 世紀の温室も魅力的です。鉄やレンガの細工に見応えがあります。目玉は園内中央部の熱帯温室で、流れるようなアーチ形フレームの中に 5,000 枚のガラスがはめられています。
園内では美術展や写真展、ジャズやクラシック音楽の生演奏など、多彩な文化系イベント、植物学のクラスも楽しめます。さまざまなイベントの日程と料金は、植物園の公式ウェブサイトでご確認ください。
この植物園はバレンシア旧市街から歩いてすぐです。正門のそばに公共バスの停留所と地下鉄駅があります。車の場合は、植物園の周辺に有料駐車場があります。前払いした駐車料金の領収書を、車外からよく見える場所に置いておきましょう。
バレンシア植物園は一部祝日を除き毎日開園しています。詳細な開園時間や無料開放日などの情報は、植物園の公式ウェブサイトでご確認ください。1 時間の英語ガイド付きツアーが別料金にて用意されているほか、オーディオ ガイドを借りて、豊富なコレクションの自由散策ツアーを楽しむこともできます。