主として 20 世紀前半に植えられたかん木、土着植物の茂る緑のオアシスを散策し、都会の喧騒 (けんそう) をひと時忘れて過ごしませんか。ツーソン植物園は 2.2 ヘクタール (5.5 エーカー) の敷地に 17 種類の特別庭園を備えています。
カクタス アンド サキュラント ガーデンズ (サボテンと多汁多肉植物の庭園) には、地元にもともと自生する砂漠植物とメキシコや南アメリカ諸国の植物が集められており、色とりどりの花き類が集められたアイリス ガーデンでは、自分の心の奥を見詰めつつ、静けさを堪能できます。ヒストリカル ガーデンズに立ち寄ると、1930 年代~ 1950 年代にツーソンでよく植えられたオリーブ、ギンバイカ、矮 (わい) 性かんきつ類、かん木類を見られます。センサリー パティオズには、菜園、噴水、禅庭があり、植物のライフ サイクルを学べるチルドレンズ ディスカバリー ガーデンは、お子さまに最適です。
随時、テーマ別のガイド付きツアーが催行されており、その料金は入園料に組み込まれているため、ぜひお試しください。話題例を挙げると、園内に設置された庭園の歴史、自宅の庭に小鳥たちを呼び込む園芸方法などがあります。ガイド付きツアーの最新リストは、ツーソン植物園の公式ウェブサイトでご確認ください。
10 月~ 4 月の来園者は、毎年温室で催されるバタフライ マジック展示に現出する熱帯環境をご堪能ください。世界 11 か国から取り寄せた数百のチョウが温室内で咲き競う熱帯の花から花へと自由に飛び回る様は見ごたえがあり、チョウが自分の頭や身体に止まるかもしれないわくわく感も味わえます。入口で貸出用の拡大鏡を受け取り、チョウが枝葉や花に留まっているすきに細かく観察しましょう。この展示には追加料金がかかります。
これらの庭園はダウンタウン地域から 5 km (3 マイル) の場所にあり、現地まで何本か地元の路線バスが出ています。車の場合は、現地の無料駐車場をご利用ください。
ツーソン植物園は、 1 月 1 日、7 月 4 日、サンクスギビング デイ、12 月 24 日、12 月 25 日以外年中無休です。