ソリチュード宮殿を訪れたら、スタッコ大理石で飾られた優美な部屋や壮麗なロココ調のドームに感動すること間違いなし。見学が終わったら緑色に輝く芝生でのんびりしましょう。この存在感のある 18 世紀の建物はヴュルテンベルク王国カール・オイゲン公の狩猟用別邸兼保養所として 5 年がかりで建設されました。現在この宮殿は一般公開され、才能ある学生たちの学び場にもなっています。
豪華な部屋に入ると、美しい木目、金箔の装飾、華麗な彫刻が目に入ります。ホワイト ホールは豪華絢爛。コリント式の柱がスタッコ大理石の壁にアクセントを加えています。かつてはここで開かれていたのは豪奢なレセプションや舞踏会。今でも、この優雅な空間でコンサートが開かれています。見上げると、Nicolas Guiba が描いた楕円形の天井画が目に入ります。この 1768 年の作品は、ローマ神話の神バッカス、ケレス、アポロンを描いています。パーム ルームの豪華な装飾は、思わずため息が出てしまうほどの美しさ。
地下室に降りると大きな客室があります。東棟の礼拝堂も見学して、バロック様式のケルビム (天使童子) の絵やイエス キリストの復活を描いた天井画を鑑賞しましょう。次に庭園の並木道を散策。階段を昇ってドームの屋外展望台へ行けば、芝生や生垣をまた別の視点で眺められます。
宮殿は有料のガイド付きツアーでのみ見学できます。15 歳以上は大人料金ですが、学生には割引が適用されます。ツアーは 45 分ごとにドイツ語で行なわれますが、英語で説明が書かれたパンフレットをもらえます。
英語でのグループ ツアーも宮殿の公式ウェブサイトから事前に予約することができます。宮殿で開催されるコンサート、詩の朗読会、その他のイベントについてはオンラインで確認してください。
ソリチュード宮殿へ公共交通機関を使って行くには、シュトゥットガルト中央駅からフォイアーゼー行きのライトレールに乗ります。そこからバスに数分乗るとソリチュードに到着します。車の場合は、宮殿入口から徒歩 10 分の場所にある施設の駐車場を無料で利用できます。