ゼンケンベルク自然史博物館には、現存種、絶滅種を問わず、多種多様な動植物資料が紹介されており、3 フロアを使った展示では、恐竜の骨格標本や高い樹木、暗闇で光る岩石などを見ることができます。
18 世紀のフランクフルトの自然科学者にちなんで名付けられたゼンケンベルク自然史博物館の目玉は、膨大な恐竜化石資料です。ヨーロッパ有数規模の恐竜化石コレクションをぜひご覧ください。こうした所蔵資料の多くは、完全な骨格標本で、徹底した管理のもとで保存されています。
巨大な角を持つトリケラトプスや骨質の板を背中に生やしたステゴサウルス、どう猛なティラノサウルスなど、おなじみの恐竜の骨格標本を探してみましょう。一般にはあまり知られていない恐竜、プラコドゥスの標本もあり、ゼンケンベルク自然史博物館は、この水生は虫類の完全な骨格標本を所蔵する唯一の博物館です。博物館の外、ジオパークにある足跡の化石もお見逃しなく。
ゼンケンベルク自然史博物館の展示物は、これら絶滅した生物に加え、現在の地球の生態系について学習できる展示もたくさんあります。「巨大生物と小型生物」と題された展示では、世界で最も高いとされる樹木の写真から、体重 2 g (0.07 オンス) と、哺乳類では最も小さい部類に属するエトルリア トガリネズミまで、大小さまざまな動植物が紹介されています。
岩石と鉱物の展示には、自然が作り出した目にも彩なる岩石標本があり、暗闇で光る蛍光鉱物や巨大いん石も見られます。
ゼンケンベルク自然史博物館には、化石や標本、写真に加えて、動物たちの生息環境を再現したジオラマもあります。
ゼンケンベルク自然史博物館は毎日開館しています。見学には入館料がかかります。博物館にある 50 種の資料について解説する音声ガイドも、別料金で利用できます。
ゼンケンベルク自然史博物館は、最寄りの U バーン駅またはトラム停留所から歩いて 10 分以内、最寄りの S バーン駅からは 15 分ほどです。博物館に駐車場はありませんが、近隣地域ではジースマイヤー通り に有料駐車場があります。