サンディエゴ航空宇宙博物館を訪れれば、航空機の世界に関する知識や理解がより一層深まります。1963 年にオープンしたこの博物館は、バルボア パークで最も人気のある名所の 1つ。館内には何十機もの航空機が展示されています。1783 年に作られた熱気球や、NASA のアポロ 9 号ミッションで実際に使用された司令船など、貴重な資料が見られます。中でも目を引くのが、真っ赤なボディが鮮やかなロッキード ベガの模型。女性飛行士、アメリア・イアハートが樹立した数多い飛行記録のうち 2 つは、この飛行機で生まれました。この模型は、ヒラリー・スワンクが主演を務めた 2009 年の映画「アメリア 永遠の翼」に使用されたことで知られます。
2 つの世界大戦に使用した飛行機を集めた展示場をじっくりと見学し、航空の黄金期を支えた航空機をつぶさに観察しましょう。そして、モダン ジェット アンド スペース エイジ ギャラリー (近代的なジェット機と宇宙時代のギャラリー) に展示されている近代のハイテク超音速ロケットと比べてみてください。GPS 衛星の一般公開は世界でもここだけ。
お子さま連れにおすすめなのは、エドウィン D マッケラー パビリオン オブ フライトのエデュケーション センター。毎月のファミリー デーでは、お子さまは自分でグライダーやミニ熱気球を作るアクティビティに参加することができます。スタッフがていねいに教えてくれます。詳細は博物館のチケット デスクかバルボア パークのビジター センターでおたずねください。
博物館にはシミュレーションが楽しめる展示もいくつかあります。中でもおすすめなのは、4D 技術を駆使したシミュレーション。月に行ったり、ジェット パックを背負って冒険をしたり、火星探査任務に派遣されたり。他では味わえません。シミュレーションは別途料金がかかります。
館内すべてを見学する時間が十分に取れない場合は、セオドア ギルドレッド ロタンダを見るだけでも価値があります。展示品数は比較的少なめなので、短時間でも大丈夫。サンディエゴ航空宇宙博物館は、感謝祭とクリスマス以外毎日営業。夏には開館時間が延長になります。