サフォン文化博物館で、先史時代の武器や鮮やかな彩色がほどこされた陶器をご覧ください。それらはベトナムでも最も謎に包まれた文化の遺物です。古代の埋葬用の壺のコレクションを見て、それらが発見された青銅器時代、鉄器時代について学びましょう。
サフィン族は、紀元前 1000 年から紀元 2 世紀にかけて現在のベトナムに住んだ民族で、この地域のおける最初の定住民族と考えられています。古代文化を専門的に扱うサフィン文化博物館を訪ねましょう。. 200点を超える展示品を見学すれば、サフィン族の宗教儀式や日々の営み、近隣文化圏との交易に関する様々な事柄について知ることができます。
見学経路の最初の展示品のなかには、粗く裁断された道具類があります。これらの金属製の斧や槍は、戦闘のための武器として、また狩の道具として用いられたものです。
さらに先に進み、色とりどりの陶器類をご覧ください。大きな皿や水差しに混じって、調理のために使われた道具や鍋も並んでいます。これらの、見事に手作りされた道具類は、何千年を経った今でも原初の形を留めています。よく見ると、それらの多くが宗教的シンボルの彫刻や、動植物を描いた細密な絵で飾られていることに気づきます。
そして博物館最大の見どころといえば、やはり 200 点を越える埋葬用の壺でしょう。それらは小さめの陶器で、その多くが象徴的な文字や絵柄で装飾されています。壺の大半は、互いに数マイル離れただけの 4 つの先史時代の村から発掘されました。そのいきさつについて記した英語の解説文がありますので、目を通してみてください。
サフィン文化博物館は、ホイアン ヘリテージ センターから歩いてすぐのトラン フー通りに面しています。博物館は年中無休。小額の入館料がかかります。博物館に行ったら、上の階にある革命博物館にも是非、お立ち寄りください。