活気あるアルマス広場へ向かいましょう。美しく整備された広大な広場の周りには、多くのショップやレストラン、そして長い歴史を持つ古い教会が並んでいます。500 年以上にわたり、この広場は街の生活の中心となってきました。広場を訪れると、フェスティバル、コンサート、また宗教的な儀式の行列などを見られることもあります。にぎやかな雰囲気を楽しみ、美しい装飾の街灯柱や植民地時代のアーチ道を眺め、飲み物を片手にリラックスしてはいかがですか。
インカ帝国時代、この広場は「ワカイパタ (戦士の広場) 」と呼ばれ、近隣のレゴシホ広場まで続いていました。式典や軍事パレードが行われ、戦いの勝利が祝われました。アルマス広場は歴史的な出来事の舞台にもなり、1780 年にスペイン軍への反乱に失敗したトゥパク・アマル 2 世は、ここで処刑されました。
広場の北東に建つクスコ大聖堂へ向かいましょう。内部では何百もの宗教画を見ることができます。また、広場の南東には、16 世紀に建てられたイエズス会教会があります。一見、これら 2 つの教会はよく似ているように見えます。どちらも 2 つの塔があり、同じような建築様式ではありますが、大聖堂のほうがずっと大きく、正面には立派な石の階段があります。
広場を囲む、屋根つきアーケードとなっている植民地時代のアーチ道を散策しましょう。ここには、クスコ屈指のショップやレストランが揃っています。広場には、呼び込みをする行商人や押しの強い露天商が多く集まってきます。何も買う気がなければ、笑顔できっぱりと「ノー、グラシアス (いいえ、結構です) 」と言いましょう。
アルマス広場はクスコのダウンタウンにあり、どこからでもアクセスが良い場所です。多くのバスが広場まで運行していますが、くねくねと曲がった石畳の通りはゆっくりと散策を楽しめるので、多くの旅行者はクスコの街を徒歩で移動します。夜に広場を訪れると、スポットライトで照らされた美しい様子が見られます。大きな噴水のそばに腰かけて風景を楽しんだり、広場を見渡すカフェでディナーやコーヒーを楽しんだりしてはいかでしょうか。