初期の飛行機やジェット戦闘機からステルス爆撃機、宇宙カプセルまで、ピマ航空宇宙博物館では、人類 100 年分の飛行技術史を紹介しています。屋内外の展示場やハンガーに設置された航空機、宇宙航空機は合計 300 機超。
まずは「ハンガー 1」でビンテージ機、ライト兄弟が飛ばしたライトフライヤー号の実物大模型、世界最初期のエンジン搭載機を見学しましょう。ここには、飛行制御を仮想体験できるコックピット模型、滑走路のライトをオン / オフできる管制塔模型など、体験型展示が充実しているため、お子さま連れは少しゆっくりしていきましょう。
軍事史に詳しいと別格の面白さを味わえるのが、ドイツ空軍の機体も含め、第 2 次世界大戦中の航空機が展示された「ハンガー 3」、「ハンガー 4」です。フライト トレーニング シミュレーターで飛行制御に挑戦してみましょう。
「ハンガー 5」では航空機の修復作業の詳細を公開しており、最大 12 体の飛行機、エンジン、その他の部品装置が修復されている様子を観察できます。宇宙探査の発展については、スペース ギャラリーで紹介しており、初期の宇宙飛行士が月面歩行訓練に使用したトレーニング カプセルも展示されています。
この博物館の目玉の 1 つ、ケネディ大統領とジョンソン大統領が使用した「エア フォース ワン」もお見逃しなく。ダグラス DC-6 エアライナーは屋外展示場に設置されています。その近くには、アメリカ合衆国大統領を乗せることが初めて認可され、ドワイト D. アイゼンハワー大統領が 1950 年代に使用したヘリコプターもあります。
若干の追加料金を支払うと、屋外展示をのんびり回れる音声ガイド付き路面電車に乗車できます。ここでは元パイロットたちがボランティアでガイドを務めており、展示品と同型の飛行機を飛ばした現役時代の個人的エピソードを聞くこともできます。屋内展示のガイド付き散策ツアーの料金は、一般入場料に含まれています。
この博物館はツーソン国際空港から 9 ㎞ (5.5 マイル) のイースト バレンシア ロード沿いにあります。博物館まで来ている公営交通機関はありませんが、無料駐車場が併設されています。
ピマ航空宇宙博物館は、サンクス ギビング デイとクリスマスを除き、年中無休。入場料は年齢、季節により異なります。飛行体や宇宙航空機をひととおり見て回るには、4 時間以上が必要です。現地の併設レストランでは、屋外コレクションを眺めながら食事を楽しめます。