宮殿と 13 世紀の教会に囲まれたサンドメニコマッジョーレ広場でコーヒーを味わい、甘いパンをかじるなど、地元の人たちと同じくつろぎ方をしてみましょう。

サンドメニコマッジョーレ広場は、ナポリ随一の魅力とにぎわいに満ちた広場で、行き交う人々を眺めるだけで興味深く、一日中、学生、旅行者、屋台の人々、音楽家たちが通り過ぎる姿を見て過ごし、周囲に市内随一の高級建築が複数並ぶ、広場の雰囲気を堪能してください。広場名の由来となった、サンドメニコマッジョーレ教会の後陣も、この広場に面しています。1283 ～ 1324 年に建てられたこの教会は、これまでも何度か改装されており、1670 年にはバロック様式への変更も行われましたが、19 世紀には元のゴシック様式に復元されました。ここに建つ教会の最初の建物は、10 世紀に建てられたロマネスク様式の小規模礼拝堂ですが、その遺構は今でも目にすることができます。カヴァッリのフレスコ画やカラヴァッジョ作品の模倣作など、ここには心に残るルネサンス芸術作品がいくつかあります。広場の中央に建ち、人目を引く記念碑。地元ではサン・ドメニコの尖塔と呼ばれる、このオベリスクは 1656 年にこの街を大疫病から救ったとされる聖ドメニコに謝意を示すために建てられたもので、基部側面にはバロック様式のレリーフが施され、一番上には聖ドメニコの立像が付いて、遠くの危険からも教会を守ろうとするかのように市内を見渡しています。このほか、広場の 3 方には宮殿があります。17 世紀にナポリ貴族がこの地に居城を築き始め、ペトルッチ宮殿 (パラッツォペトルッチ) を筆頭に興味深い城がいくつか建ちました。ペトルッチ宮殿には、建設当時のままの入り口と中庭が現存し、有名レストランが入っています。この広場の魅力は、この場所に来て物品を販売したり、什器を販売したり、きれいな環境でくつろいだりして過ごす人々です。この広場では、ヴィンテージ品の店を見て回ったり、ピザ屋に入ったり、有名ケーキ店の人気商品を食べてみたりして過ごすうちに午後いっぱいかかってしまいます。コーヒーの時間を確保して、ナポリ生活に去来するものを観察してみてください。サンドメニコマッジョーレ広場はナポリ中心街の近くにあり、一年中開いています。