歴史あるリヨン裁判所。1800 年代初頭に建造され、新古典主義建築の特徴が見られます。建築物の傑作と言われ、数多くの柱、階段、そして対称性が荘厳な雰囲気を醸し出しています。この地域の正義を司り、数々の有名な裁判を見守ってきた巨大な裁判所。ぜひとも写真に収めましょう。
夜にソーヌ川沿いを歩くと、金色の光に包まれたリヨン裁判所を見られます。川と裁判所の共演はまた見事にロマンティックな雰囲気を作り出します。午後にはこの歴史ある裁判所のツアーに個人やグループで参加して、その歴史と司法での重要な役割を学びましょう。控訴裁判所と、刑事裁判所の一種である巡回裁判所は、今もここに置かれていますが、他は別の裁判所に移転されています。
ファサードの柱に見られる美しいライン、堂々とした階段、コリント式の柱頭には目を奪われます。建築家 L.P. バルタールが手がけたこの裁判所。10 年もの月日をかけて建造されました。ホールの天井高はなんと 15 m。この大きなホールは、判決を待つ虚ろな待ち時間にちなんで、ルーム オブ ロスト ステップス (道に迷った者の部屋) と名付けられています。科学捜査の先駆けとして知られるエドモン ロカール博士を称えた銘板も飾られています。
この裁判所で特に知られているのは、クラウス バルビーの裁判。第二次世界大戦中にゲシュタポの一員であったバルビーは、1987 年にここで終身刑が下されました。
24 本の柱が立つリヨン裁判所。新古典主義様式が色濃く見られる姿をぜひじっくり鑑賞しましょう。1835 年の建造以前にも、ここには 1400 年代から別の裁判所が存在しており、歴史的にとても関心の高いスポットです。
リヨン裁判所は街の中心を流れるソーヌ川の西岸にあります。ロマン ロラン通りに近く、周辺にはミニチュア シネマ博物館やサン ジャン大教会など、多くの人気観光スポットが建ち並んでいます。メトロかケーブルカーのヴュー リヨン駅から、北へ数分歩けば裁判所に到着します。