革新的な 2 つの建物から成るノルトライン ヴェストファーレン州立美術館。州が所蔵する近代の作品を展示しています。2 つの建物は、旧市街の北と南にそれぞれ離れて立っています。どちらも明るく広々とした空間。ガラスがふんだんに使われているため、自然光がたっぷりと入るようになっています。20 世紀の幅広い作品を鑑賞して、さまざまな流派やスタイルについて学びましょう。
通称 K20 グラッベプラッツと呼ばれる前衛的な建物は、黒く光沢のあるカーブを描いたデザインが印象的。美術館としては主に 20 世紀の近代作品に焦点を当てています。伝統的なモダニズムの作品を数多く収蔵している他、フォービズムや表現主義、キュービズム、シュールレアリスムのスタイルが見て取れる作品もあります。ドイツの画家たちによる青騎士派の作品にも注目。目玉となっているのは、デュッセルドルフ芸術アカデミーで教師を務めたこともあるパウル クレーの作品です。
ここでは、アンディ ウォーホルなどのアメリカのアーティストを含む、世界中の画家の作品が見られます。特定のスタイルや時期に焦点を当てたテーマ別の展示も見てみましょう。また、館内の図書室には、幅広い美術関連書籍がそろっています。
通称 K21 シュテンデハウスと呼ばれる建物には、1980 年以降の現代作品を収蔵。こちらの建物はネオ ルネッサンス様式です。落ち着いた広場に面しており、反対側には静かな湖があります。クラシックな外観ながら、内部にはガラスの天井と白壁を使い、現代的で革新的なギャラリーとなっています。
数多くの彫刻、オブジェ作品による、ポスト モダニズムの作品を鑑賞しましょう。写真作品の展示を通して、アーティストが世界をどのように切り取っているかを知り、作品に込められた象徴的、社会的メッセージを考えてみましょう。
ノルトライン ヴェストファーレン州立美術館は、火曜から日曜の午前から夕方までオープン。入場料は有料ですが、一定の年齢以下の若者や子供の場合は割引料金が適用されます。
ノルトライン ヴェストファーレン州立美術館の 2 つの建物は、それぞれ旧市街の反対側に位置しています。北側にある K20 はランズクローネ池の少し西、デュッセルドルフ美術館の北に位置。一方 K21 はカイザータイヒ池の南側にあります。U バーンを利用して旧市街内の駅で下車しましょう。