エディンバラ城のすぐ下に位置し、スコットランドやヨーロッパの偉大な画家たちの傑作が展示されていながら、それらの作品を無料で鑑賞できる美術館です。

この美術館には初期ルネサンスから 19 世紀末までの数世紀にわたる、スコットランドの美術品コレクションが収蔵されています。建物は 19 世紀中ごろに造られた、新古典主義建築で、なコレクションは 3 フロアに分けて展示されています。スコットランド絵画史を学ぶ良い機会なので、地下のフロアから順番にご覧ください。このフロアの展示室には、マッケイ、ラムゼイ、レイバーン、ウィルキーなどの人気スコットランド画家による美術作品が多数展示されています。続いて 1 階フロアにはセザンヌ、ドガ、モネ、ヴァン・ゴッホなどの傑作が勢ぞろいし、中でも呼び物として名が挙がるのは、レンブラントの《自画像》やサンドロ・ボッティチェリの《眠る幼子キリストを崇拝する聖母》です。Android や iOS を搭載したスマートフォンに対応した ArtHunter の無料携帯アプリをダウンロードすると、絵画画像や動画、音声ファイル、ボーナスコンテンツを取得して、スコットランド国立美術館一押しの所蔵作品をより深く鑑賞することができます。このアプリにはゲーム要素も組み込まれており、お子さま連れには館内鑑賞中に幼い子どもを静かにさせておける点がうれしいところです。詳細については美術館の公式ウェブサイトでご確認ください。ここは予約なしで参加できる家族連れ向け無料アクティビティも一年中定期的に開催しており、同じ公式ウェブサイトに情報が掲載されています。2 階フロアではボローニャの《東方三博士の礼拝》に代表される宗教画数点が必見です。この階にはこの美術館の所蔵作品としては比較的古い 16～17 世紀の作品が多数展示されています。スコットランド国立美術館と隣の王立スコットランド音楽院は 2 つの建物の下にある「ガーデンエントランス」という地下スペースでつながっていて、この多目的スペースにはレストラン、カフェ、国立美術館の売店などがあります。美術館はプリンセスストリート庭園で東西の園を分かつように築かれた人工の丘「ザマウンド」に建ち、プリンセスストリートから歩いて行けます。最寄りの鉄道駅はエディンバラヘイマーケット駅ですが、車で来館した場合は近くに 3 カ所ある有料駐車場のいずれかをご利用ください。毎日開館していますが、開館時間については国立美術館の公式ウェブサイトでご確認ください。