ブエノスアイレス ラテンアメリカ アート美術館のギャラリーと展示ホールには、500 点以上のラテンアメリカの芸術品が展示されています。常設展と特別展を通して、絵画、彫像、インスタレーション、写真、版画、コラージュなど 20 世紀初頭から現代にいたるまでの芸術品を紹介しており、超写実主義、ポップアート、概念芸術、ミニマリズムなどの芸術運動を網羅しています。作品はすべてアルゼンチン、ブラジル、チリ、メキシコなどのラテンアメリカの国々の芸術家によるものです。人種や文化、貧困や政治、性をテーマに描かれた、思考を刺激するような作品をじっくりとご鑑賞ください。
ラテンアメリカのアートが集められた常設展では、常に 140 点ほどの作品が展示されています。1930 ~ 1940 年代の超現実主義者の優れた絵画の中では、特にメキシコを代表する画家、フリーダ・カーロの自画像は必見です。1960 ~ 1970 年代のビビッド カラーが目を引くポップアートも素晴らしく、
アルゼンチン出身の画家、アントニオ・ベルニの作品は特にじっくりと鑑賞しましょう。ベルニは貧困問題とアルゼンチンの貧困層の不安を描いたことで高く評価されている画家です。1934 年の作品、パンと労働を求めた抗議を描いた「マニフェスタシオン」(抗議) はこの美術館の目玉の 1 つです。大きく描かれた人々のゆがんだ表情は、貧困にあえぎ不満を募らせた人々の心情を生々しく伝えています。
美術館の魅力的な現代的なデザインにもご注目ください。大きな窓からは自然光がたっぷりと降り注ぎ、館内の広々とした展示場や廊下を明るく照らしています。
また、美術館では講義やワークショップ、映画やドキュメンタリー映像の上映会など、さまざまな文化イベントが開催されるので、参加してみてはいかがですか ?イベントのプログラムは美術館の公式ホームページでご確認ください。英語でのガイドツアーの問い合わせ先も掲載されています。
ブエノスアイレス ラテンアメリカ アート美術館は、火曜日をのぞいて毎日営業しています。入館は有料です。学生、退職者、教師は割引が適用され、6 歳未満の子どもおよびお身体が不自由なお客様は無料です。毎週水曜日はどなたでも割引価格でご利用いただけます。
美術館は、ブエノスアイレスのパレルモ地区にあり、街の中心地からは北に 6.5 km (4 マイル) 離れています。美術館があるフェゲロア アルコルタ通り沿いには複数系統のバスが止まるバス停があります。また、美術館の徒歩圏内にはメーター制の駐車場もあります。