ルーアン美術館は、フランス有数の印象派コレクションを所蔵し、素描、風景画、肖像画、彫刻を幅広く展示しています。クロード モネ、ピーテル パウル ルーベンス、アンソニー ヴァン ダイクなど、高名な芸術家の作品を鑑賞できます。1700 年代の終わりから公立の美術館が作られるようになり、ルーアン美術館もその 1 つです。
堂々とした 19 世紀の宮殿の建物の中にたくさんのコレクションが年代順に展示されているので、ガイドがなくても順番に見ていくだけでヨーロッパの美術史がわかります。まずはルネサンス コレクションから。フランソワ クルーエ、パオロ ヴェロネーゼなどの作品を鑑賞。フランドル派の巨匠ヘラルト ダヴィトの「処女の中にいるマリア」が有名です。アンソニー ヴァン ダイク、ディエゴ ベラスケス、カラヴァッジョを始めとするヨーロッパ バロック絵画もあります。
ルーアン美術館の目玉は印象派コレクション。中でもハイライトは、アルフレッド シスレー、クロード モネ、ピエール オーギュスト ルノワールの作品です。モネの「ルーアン大聖堂」を始め、ルーアンの風景に触発された作品が数多く展示されています。アリ シェフェールやウジェーヌ ドラクロワなど、ロマン主義を代表する画家の作品もじっくり堪能しましょう。
鑑賞を終えた後は、美術館のレストランでひと休み。ランチや軽食などをいただけるレストランは、ギャラリーと彫刻が配された敷地内の美しい庭園の中にあります。
ルーアン美術館はヴェルドレル広場に面し、公共交通機関で簡単にアクセス可能。バスの停留所がヴェルドレル広場にあります。トラムの最寄りの停留所は、徒歩 5 分の裁判所前。近くの通りにメーター制駐車スペースがありますが、台数が限られています。鉄工芸品を集めたル セック デ トゥネル鉄工芸美術館がすぐ近くにあり、おすすめです。
ルーアン美術館の休館日は火曜日と特定の祝日。入館は有料です。第一日曜日は常設展の入場が無料になります。営業時間、入場料、特別展の詳細については、美術館の公式ウェブサイトをチェックしてください。