ブルターニュ博物館は、ブルターニュの歴史を今に伝えるモダンな博物館です。常設展示では、この緑豊かな地方がどのように発展してきたかについてイメージや展示品を使って紹介しています。この博物館は、科学館と市立図書館の入っている大型複合施設、レ シャン リーブルの中核的な施設です。博物館の展示を見学して、ブルターニュ地方とこの地方を代表するレンヌについて学びましょう。
まずは、3 つある常設展示へ。ブルターニュの宇宙セクションでは、ブルターニュの歴史について紹介されています。2,300 個もの品が、ホールとこの大型展示のオープン スペースのいたるところに置かれています。ブルターニュで起きた主な出来事、戦闘や政治指導者について紹介されています。
次は、ドレフュス事件ホールへ。反逆罪で裁判にかけられ有罪となったユダヤ人のフランス軍将校に関する事件についての説明があります。この裁判は、事件そのものが複雑で冤罪であることが判明した上、反ユダヤ主義の問題もはらんでいたことから、十年以上にわたりフランス中を揺るがしました。真犯人がわかり、ドレフュスは最終的には無罪となりました。6,800 点もの関係資料が展示されています。
最後に、1,001 のイメージ セクションへ。この詩的なコーナーでは、絵画やポスター、写真など、さまざまな形式を使って人の感覚や記憶に強く訴えます。ここで、ブルターニュの地理的、人的、文化的側面を学びましょう。
1 年を通してブルターニュをテーマにした特別展示が数多く開催されます。この博物館では現在もブルターニュの王族の肖像画やかつての貴族たちが所有していた品物など、新しいコレクションを拡充しています。
休館日は月曜日です。その他は、正午から夜まで開館しています。入場は有料。若者は割引があります。
ブルターニュ博物館は地下鉄のガール駅とシャルル ド ゴール駅からすぐ。街の中心地から南へ 1.6 km ほどで到着します。すぐそばには、科学館、レンヌ美術館、ル リベルテ コンサート ホールがあります。