セブ遺産記念碑は、その見た目と内容が異彩を放つとてもユニークなフィリピンの観光名所です。さまざまな素材を組み合わせた精巧な芸術作品は、セブ市波乱の歴史に登場する有名な出来事を描いています。この壮大な作品を写真に撮って、この記念碑がセブ市民にとってどのような意味を持つのか考えてみましょう。
スペインによるフィリピンの植民地支配はどのように始まったか知っていますか。たとえば、スペイン人が到来してセブの君主ラジャ フマボンがキリスト教の洗礼を受けた場面は、ひとつの重要な出来事です。
ローマ カトリック教のミサや、16 世紀にラプラプ軍がスペイン軍を破ったマクタンシュラインの戦いの勇壮な場面なども迫力があります。ポルトガル人航海家フェルナンド マゼラン率いるスペイン艦隊が到着した場面も見逃せません。ガイドを雇って、現在のセブができるまでの数々の歴史的出来事について、詳しく説明してもらいましょう。この記念碑には、サント ニーニョ教会、セブ メトロポリタン大聖堂、マゼラン クロスなど、近隣の観光名所を表したレプリカもあります。
作品は、細い道に囲まれた三角形の敷地に建っています。すぐ近くに、市内最古の道路のひとつ、コロン通りがあります。また、記念碑から通りを挟んで向かい側にあるヤプ サンディエゴの旧邸はフィリピン最古の住宅のひとつで、博物館になっています。
この記念碑は、芸術家エドガルド カストリロが、真鍮、青銅、コンクリート、鉄を使って 3 年以上かけて制作したもので、2000 年末に完成しました。
セブ遺産記念碑が立っているセブ市の歴史地区は、魅力的な名所がいっぱい。南へ少し行けばサンペドロ要塞があり、壮麗なサント ニーニョ教会もあります。記念碑へはバスかジープニーに乗り、パリアン水路の北側を走るズルエタ通りで降ります。
