北はフィルモア アヴェニューから南はミシシッピ川まで、ニューオーリンズの第 7 区を貫くフレンチメン ストリート。北の端のほとんどは住宅街ですが、数ブロック南に行くと景色はがらっと変わります。人通りの多い道から一歩裏に入ると昼間はカフェが建ち並ぶ通りが、夜になるとその表情を一変させ、活気のあるジャズ クラブが営業を開始。ジャズの本場ならではの雰囲気を味わえます。
フレンチメン ストリート一帯には、フランス植民地時代の影響が色濃く残るファサードや建築物があり、周辺の通りとはまったく違った雰囲気を醸し出しています。ストリートの南部に位置するフォーバーグ マリニーは、下流階級の人々が居住していた地域として知られています。
昼間に細い路地を歩けば、アメリカ南部のゆったりしたライフスタイルを垣間見ることができます。レストラン、バー、タトゥー ショップにまぎれるように連なるコロニアル様式の家々もお見逃しなく。
日が沈んだら、フレンチメン ストリートのジャズクラブへと繰り出しましょう。本場のニューオーリンズ ジャズを聞くなら、Spotted Cat Music Club がおすすめ。前のオーナーが飼っていたアフリカン キャット (たびたび小型の豹に間違えられていました) にちなんで名づけられたクラブです。この小さなクラブでは、才能あふれた地元のジャズバンドの演奏を楽しめます。キース リチャーズ、R.E.M. やマルーン 5 などのセレブも訪れます。女性用化粧室には、1921 年製のピアノがあり、今でも弾くことができます。
フレンチメン ストリートはかつては地元の人たちの溜り場でしたが、アメリカ南部ならではの雰囲気を感じられる地区として瞬く間に観光客に人気となりました。馬車をチャーターしてお好みのツアーをアレンジできます。フレンチ クォーターから 15 分の範囲で利用できるので、観光客に大人気。
ジャズクラブから聞こえてくるクレオールのビートや、通りを行き交う地元の人々。ニューオーリンズの人々の生活を垣間見ることができる絶好の場所です。
こぢんまりしたこのエリアからバーボン ストリートまでは徒歩圏内。この辺りではタクシーもすぐにつかまります。