モンペリエのアンティゴーヌからすぐの場所に、エスプラナード ド ロロップと呼ばれる大きな広場があります。この広場のシンボルは半円形をした巨大な新古典主義様式の建物。住居のほか、ショップやレストランになっています。
この遊歩道と周辺地区は、1970 年代後半の都市再生計画の一環として、カタルーニャの建築家リカルド ボフィルの設計で建設されました。
コメディ広場の東に位置し、徒歩で 20 分ほど。噴水やミレネール広場のショップを通り過ぎると、この広場の緑豊かな大通りが見えてきます。
遊歩道に着いたら、壁一面が窓ガラスの壮大な建物をゆっくりと眺めてみましょう。モダンな外観でありながら、大きな柱などは古代ギリシャ ローマ風に仕上げられています。晴れた日には、芝生の上でのんびりと過ごすのがおすすめです。
翼を持つ頭部のない勝利の女神、サモトラケのニケの大理石像もこの広場の見どころのひとつ。ニケは、サモトラキ島の神々の神殿に奉納された像で、船首の形をした台座の上に立っていました。この広場にある像は、ルーブル美術館にある 2000 年前のギリシャ彫刻のレプリカです。
レ川に並行して走る遊歩道で散歩やサイクリングを楽しみましょう。河畔のレストランでの食事もおすすめです。反対岸に見えるのは 1989 年に建てられたオテル ド レジオン。凱旋門に似た姿が特徴です。 地域ホールとして利用されているこの建物は、古典的な建築物をイメージして設計されていますが、正面はガラス張りになっているため、近代的な印象があります。
エスプラナード ド ロロップまでは、近くに停車するトラムが便利。アンティゴーヌには、おすすめの観光スポットがほかにもあるので、ぜひ訪れましょう。リカルド ボフィルが手がけた数々の彫像、広場や公園、建築物は必見。統一感のあるデザインで、ショップやマンション、オフィスビルなどの建物、モンペリエのオリンピック プール、噴水が魅力的なトゥサリー広場など、見どころが満載です。