16 世紀の要塞跡を利用した美術館として知られるエス バラード。スペインを代表する芸術家たちの作品が数多く展示されています。
エス バラードには、ミロ、バルセロ、ピカソなど、錚々たる芸術家たちの絵画や彫刻はもちろんのこと、マヨルカ出身の画家による風景画も展示されています。海防要塞だった建物ならではの眺めも楽しみましょう。屋外テラスからは、パルマ湾を一望できます。
エス バラードは当初、海防のために建造され、バルマ市を囲むルネサンス様式の城壁の一部でした。16 世紀に建造された古い要塞が近現代美術館に生まれ変わったのは 2004 年のことです。
まずは 1 階にあるマヨルカの風景画のコーナーへ。ホアキン ソロラやカタルーニャ出身の画家サンティアゴ ルシニョールの作品には、この島のドラマチックな海沿いの景色が鮮やかに描き出されています。また、カタルーニャ出身の画家ジョアン ミロの作品だけを集めた部屋もあり、鮮やかな色彩で独特な抽象画や彫刻は必見です。
2 階には、パブロ ピカソの陶芸作品の見事なコレクションのほか、ゴーギャン、ピカビア、マザウェルの作品も展示されています。エス バラードでは、年間を通してさまざまな特別展が開催されているので、来館前に展示スケジュールを確認してみましょう。
この美術館には、海の眺めが楽しめる広いテラスが 2 階にあり、終日営業しているレストランのほか、展示作品のポスターやお土産などが買えるミュージアム ショップもあります。
エス バラードは旧市街の中心部にあり、公共交通機関も充実しています。通常は指定の入場料を払う必要がありますが、金曜日だけは自分で入場料を決めることができます。