ザ カンパニーズ ガーデンはリラックスしたい人にぴったりの場所です。ケープタウン市内の賑やかな通りから足を延ばして、安らぎのひとときを過ごしましょう。並木道をただ散歩したり、庭園や咲きこぼれる花々を鑑賞したり。植物の種類はなんと 8,000 種にも及びます。歴史を物語る一連の記念碑は、興味をそそるものばかり。
1650 年代にオランダ人の入植者が設立したこの庭園は、今日訪れてみるとカップルや自然を求めてやってくる人々で賑わいを見せています。地元でも人気の憩いの場で、近くに職場がある人々がお昼休みに息抜きにやってきます。
公園の目玉は、南アフリカで最も古くから栽培されている梨の木。樹齢はなんと 350 年にも上ると推定されています。井戸の手押しポンプが植え込まれたオークの木も、なかなか見ることのできない貴重な名所です。ぜひ一目見ておきましょう。
バラの庭園は、刈り込まれた生け垣が並ぶ色鮮やかな空間です。日本庭園では、足を止めて池の中を覗いてみましょう。鯉が自由気ままに泳ぎ回っています。
庭園内には銅像もちらほらと。どれも、ケープタウンの歴史上、重要な役割を果たした人物を記念して造られたものです。中でも注目すべきは、イギリス人の帝国主義者セシル ローズと、ケープ植民地の総督を務めたジョージ グレイの銅像です。デルヴィル ウッド メモリアル ガーデンは、第一次世界大戦中に勃発したデルヴィル ウッドの戦いで勇敢に戦った、南アフリカの戦士を追悼しています。当時の様子を思い浮かべると、いつの間にか考えに耽ってしまう空間です。18 世紀に造られた日時計や 19 世紀の鐘などの貴重な品々も展示されています。
庭園に広がる青々とした芝生はピクニックにぴったり。お弁当を広げてくつろぎのひとときを過ごしましょう。芝生では、いたずら好きのリスが顔を出すことも。木登りや茂みの中でかくれんぼを楽しむ愛くるしい姿には、思わず目を奪われてしまいます。街の向こうには巨大なテーブル マウンテン。いつ見ても感嘆してしまう、堂々とした佇まいです。
ケープタウンの市内にあるこの公園は、ケープタウン中央駅やグリーンマーケット スクエアから歩いてすぐです。乗り降り自由の観光バスも、正面入口の近くに停車します。
周辺には、ケープタウン ホロコースト センターや南アフリカ ユダヤ博物館、サウス アフリカン ミュージアム アンド プラネタリウムもあるので、あわせて周るのもおすすめです。ガバメント アベニューには、貴重な建造物が並びます。国会議事堂、イジコ スレイブ ロッジ、聖ジョージ大聖堂などを巡ってみましょう。ザ カンパニーズ ガーデンは毎日開園しており、入場は無料です。