カリタスブラネン (カリタスの泉) は、ガメルトーゥと呼ばれる市内で最も歴史の古い広場の中央にあります。歴史的名所がたくさんある市内観光や、歩行者天国のストロイエ通りでの買い物を満喫したあとは、ここで一休みしましょう。泉の周りではさまざまなアクティビティも行われます。コペンハーゲン最古の噴水であるカリタスの泉は、泉を象徴する像が有名であることもあって、地元の人や観光客がたくさん集まる、人気のスポットとなっています。
デンマーク王のクリスチャン 4 世によって寄贈されたカリタスの泉は、かつて市民の主な水源でした。元あった場所から移動した今、湧き出る水は純粋に観賞用として人々の目を楽しませ、泉は広場を象徴する最大の呼び物となっています。
噴水の上には青銅と銅でできた彫像が飾られています。ぜひ、この銅像も含めた泉の装飾美をご堪能ください。デザインに取り入れられた複雑な彫刻は、じっくりと鑑賞したくなるすばらしさです。石造りの土台が支える柱の上には大きな銅製の器が乗せられ、その上には子どもを身ごもった母親の像と子どもの像が立っています。この 2 人の像の下から出る水は、弧を描いて下のプールに落ちていきます。2 人の銅像は愛と慈悲 (ラテン語で「カリタス」) を象徴しており、コペンハーゲンの人々にとってとても重要な意味を持っています。銅製の器にコインを投げ入れると幸運が訪れるといわれているので、試してみてはいかがでしょう。
泉のある広場は昼も夜もにぎやかな雰囲気に包まれ、たくさんの人が集まりますが、その多くはストリート ミュージシャンです。周辺にはファースト フード店がたくさんあるので、道端でハンバーガーなどを食べている若者の姿もよく見かけます。おなかが空いたら、近くのフード ワゴンでプルセ (ホット ドッグ) を買って泉の端に座り、ストロイエ通りの人の流れを眺めながら食べるのもおすすめです。広場の横を通るこの歩行者天国は、コペンハーゲンで最も人気のあるショッピング街であるため、人の流れは永遠に続くように思えます。
カリタスの泉はコペンハーゲンの中心地にあり、歩行者天国のストロイエ通りを歩くか、バスを利用するのがおすすめです。車の場合は、泉の南側に有料の路上駐車スペースがあります。