カナダ航空宇宙博物館は、1960 年に、カナダの年代物の「ブッシュプレーン」をはじめとする初期の航空機のコレクションから始まりました。今では、130 機を超える航空機やそれにまつわる品々の素晴らしいコレクションが展示されています。
博物館にある巨大な三角形の鋼鉄製の格納庫に見事な保存状態で展示されている航空機を見て回りましょう。4 人乗り軽飛行機「セスナ150」に乗り込んだり、1963 年から 2000 年の間にカナダ空軍がパイロット訓練に使用したジェット機、曲技飛行隊「スノーバーズ」のカナディア CT-114 チューターについて学んだりすることができます。高度な飛行教育のための最新技術である、「レッドバード FMX」フライト シミュレーターは、試乗が可能です。このシミュレーターの完全閉鎖式のコックピットに体を固定し、200 度の広角視野や電動プラットフォームの助けを借りて、バーチャルな空の旅に出かけてみませんか。
「ウォークウェイ オブ タイム」では、20 世紀初期の飛行機と現在の飛行機との関連性について学びながら、航空機の進化を探っていきましょう。カナダの広大な辺境地の開拓に極めて重要な役割を果たした、優れたフロート水上機や水陸両用機を、じっくりとご覧ください。
カナダの宇宙機関が成し遂げた、特に、宇宙ロボット工学への貢献についても、理解を深めることができます。特に注目すべきは、スペース シャトル計画の一環として、宇宙空間で 944 日の作業日数を記録した巨大なロボット アーム、「カナダアーム」です。
さまざまなコレクションを巡るガイド付きツアーに参加しても、自分のペースで館内を見学しても、どちらでもお楽しみいただけます。飛行機に乗るのが好きな方なら、バックステージ ツアーを希望したり、ヘリコプターや年代物の飛行機でオタワの上空を楽しむ体験飛行を予約したりしてみてはいかがですか。子供たちは、双方向のワークショップやガイド付きツアーのほか、泊まりがけのプログラムも楽しめます。航空ファンは、関連商品が並ぶ売店をきっと気に入ることでしょう。音楽好きの方も、季節限定で行われるコンサート プログラムは一考の価値があります。
営業時間は季節によって異なりますので、訪問される前にカナダ航空宇宙博物館のウェブサイトをご確認ください。有料駐車場がご利用いただけます。また、この博物館は入場料が必要です。博物館へは、車や公共交通機関で簡単に行くことができます。さらに、「ロッククリフ フライング クラブ」を通じて、飛行機で行くことも可能です。