この新古典主義様式の宮殿は、プロイセンの皇太子のために 1786 年に建てられました。緑の多いティーアガルテンにあり、現在はドイツ大統領官邸となっています。
ベルビュー宮殿は気品ある新古典主義様式の宮殿で、ドイツ連邦大統領官邸です。シュプレー川を一望できる景観が自慢。緑いっぱいの大きな公園、ティーアガルテンの中にあります。一般公開はされていませんが、この建築美と庭園はティーアガルテンから無料で鑑賞できます。
この公園を散策すると、まるで絵画の中を歩いているような感覚におちいります。プロイセン王家の狩猟場として利用されていたことにちなんで、「小さい動物園」を意味するティーアガルテンと名付けられました。ティーアガルテンには戦勝記念塔 (ジーゲスゾイレ) がそびえ立ち、中央にはベルリンの大通りウンテー デン リンデンが横断しています。緑あふれる公園を散策して、景色のよいシュプレー川へと向かいましょう。
川沿いを歩けば、フェリーや運河船が川を行きかう様子を見られます。壮麗な 2 階建のベルビュー宮殿は川の南岸に立ち、気品ある新古典主義様式の翼棟が東に伸びています。白亜の宮殿は正面に芝生が広がり、ドイツ国旗と欧州連合の旗を誇らしく掲げています。
宮殿の造りをじっくり鑑賞しましょう。1786 年にプロイセン国王フリードリヒ 2 世の弟であるフェルディナンド皇太子のために建てられ、皇帝ウィルヘルム 2 世の治世では校舎として、1930 年代後半にはナチス政権の迎賓館として利用されました。
ベルビュー宮殿へは、電車でベルビュー駅まで行き、そこから川沿いをルター橋に向かって歩くと到着します。ティーアガルテンの周辺には多くの地下鉄と鉄道の駅があるので、各駅から公園の散策を楽しめます。宮殿のすぐそばには、バス停があります。
ティーアガルテンは毎日開園。素敵な歩道と水路が穏やかさを演出しています。料金がかかりますが、路上に車を停められます。