バスティヨン公園は、広々とした広場に 50 種以上の珍しい木々が木陰を作る、ジュネーブで最もおだやかな雰囲気に包まれた場所です。ベンチに座って、行きかう家族やカップル、ローラーブレードを楽しむ人たちを眺めながら、おいしいスイス チョコレートを食べれば、すっかりリラックスできます。ジュネーブの歴史を彩る重要人物の彫像を観賞したり、遊び場で子どもを遊ばせたり、夏のさわやかな日差しの中でピクニックを楽しんだりしましょう。
木々が心地よい木陰を作る幅広い歩道が走り、人々に愛されるバスティヨン公園はかつて植物園でした。作られたのは 1817 年のこと。プロムナードには記念碑や噴水、彫像が置かれています。現在、この公園は学生にとても人気があり、地元の人と交流を図るには最適な場所です。
また、印象的な宗教改革記念碑があることから、宗教改革公園とも呼ばれています。16 世紀に起こった宗教改革の発起人を記念して作られた、石造りの歩道と壁からなる記念碑には、必ず訪れましょう。宗教改革を指導したジャン・カルバンをはじめ、カルバンと同時期に活躍した偉人を称えたすばらしい彫像が飾られています。たとえば、1517 年に宗教改革のきっかけを作ったマルティン・ルターの名が刻まれているので、探してみましょう。
記念碑を見たら、公園の北端にある大きなチェス ボードで友人や地元のチェス ファンと対決してみてはいかがですか。
おなかが空いたら、キオスクのガラス張りのロタンダ (円形の建物) で食事をどうぞ。周りの美しい自然を見渡すパノラマビューを眺めながら、おいしい食事がいただけます。このすてきな建物と入り組んだ屋根は、ジュネーブの伝統的な建築様式を称えて作られました。一見の価値のあるすばらしい建物ですので、ぜひ足を運んでみてください。
バスティヨン公園は、レマン湖の南側に位置し、ジュネーブ旧市街地から歩いてすぐです。公園にはバスとトラムが頻繁に止まります。