タイはもちろん、東南アジアを代表する大都市として活気にあふれるバンコク。サイアム・スクエアやスクンビット通りには高層ビルが立ち並び、施設の整った大型ホテルが集まっています。ショッピングセンターや個性的なブティックも充実しており、おみやげ探しも楽しみのひとつです。王宮周辺には歴史的に重要な仏教寺院が点在し、黄金の涅槃像が横たわるワット・ポーや翡翠の仏像が安置されたワット・プラケオなど見どころには事欠きません。もちろん多彩な食材を使った本場のタイ料理も忘れずに!
バンコクの中心地は一日中、交通量が多いため、MRT(地下鉄)と高架を走る鉄道BTS(スカイトレイン)がおすすめ。2種類の鉄道を使いこなせば、ほとんどの主要な観光地をめぐることができます。鉄道でカバーできないエリアは、タクシーを利用するのが一般的。近距離の移動ならバンコク名物の三輪自動車トゥクトゥクも便利ですが、乗る前に料金交渉が必要です。
東南アジア有数の大都市と、仏教文化を守り続ける歴史的な地区という2つの表情を見せるバンコク。最大の見どころは荘厳な王宮を中心とした仏教寺院です。特にエメラルド色の仏像を安置したワット・プラケオ、黄金に輝く巨大な寝釈迦仏を祀ったワット・ポー、そして優美な仏塔がそびえるワット・アルンは三大寺院と呼ばれる必見スポットです。またムエタイやニューハーフショーなど夜のエンターテインメントが充実しているのも特徴。パッポン通りやカオサン通りは夜遅くまでにぎわい、偽のブランド品や雑貨を並べた屋台、妖しげなバーなどを冷やかしながら歩くのもバンコクのナイトライフの定番です。
世界に名だたるラグジュアリーブランドから、リーズナブルなビジネスホテルまで、宿泊の選択肢は豊富。バンコク市内を縦断するチャオプラヤー川沿いにファシリティを充実させたゴージャスホテルが建ち、特にマンダリン オリエンタル バンコクは1876年の創業以来、各国の著名人が訪れる名門ホテルとして知られています。市内にはショッピングセンターや主要観光地へのアクセスがよいホテルも多く、ニーズに合ったホテルが見つかります。
バンコク市内では世界各国の料理を味わえますが、充実しているのはやはりタイ料理。見た目も美しい宮廷料理から、香辛料をきかせた東北部のイサーン料理、日本人の口にも合う鍋料理のタイスキ、気軽に食べられる麺類など、多種多様な料理に出会えます。チャオプラヤー川を眺めながら食事を楽しめるレストランや、ホテルの高層階にあるバーなど、ロケーションにこだわったレストランやバーもおすすめです。
かわいい雑貨がリーズナブルに揃うというのも、バンコクの大きな魅力のひとつ。ベンジャロン焼きやセラドン焼きといった伝統的な陶磁器、光沢が美しいシルクや色鮮やかなコットン製品、ハンドメイドの木彫りやカゴ製品などもハイレベル。エスニックテイストのワンピースやサンダルなど、タイのファッションブランドにも注目が集まっています。スパの本場だけに、ハーブやフルーツを贅沢に使ったスパグッズも人気です。
アクセス | 成田・羽田・中部・関西・福岡から毎日直行便があるほか、札幌と仙台からも週3~5便の直行便が運航されている。所要時間は6時間~7時間30分。 |
ビザ | 30日以内の観光の場合、往復の航空券または他国へ出国する航空券などを持っていればビザは必要ない。パスポートの残存有効期間は6カ月以上。 |
時差 | 日本より2時間遅い。日本が12時のとき、タイは10時。 |
通貨 | 流通通貨はタイバーツ。空港や銀行、街の両替所などで日本円からの両替が可能。小さなレストランや商店をのぞいて、クレジットカードの通用度も高い。 |
言語 | 公用語はタイ語。観光地の主要ホテルや大きなレストラン、ショップなどでは英語も通じる。また大型ホテルでは日本人スタッフがいることも多い。 |
シーズン | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
平均最高気温(℃) | 35.5 | 36.8 | 37.8 | 40 | 39 | 35.7 | 35.6 | 35.3 | 35.8 | 34.9 | 36.5 | 36.5 |
平均最低気温(℃) | 21.8 | 23 | 25.4 | 23.9 | 24.7 | 25.4 | 24.5 | 24.4 | 23.8 | 24.1 | 24 | 21.8 |
降水量(㎜) | 15.1 | 18.3 | 39.3 | 86.6 | 245.8 | 162 | 171.4 | 207.9 | 349.2 | 302.2 | 47.9 | 7.4 |
※気温データは在タイ日本国大使館、降水量データは気象庁ホームページより