激動の歴史と伝統が息づく街。皇帝の要塞から、ミュージアムや第二次世界大戦の深い傷跡を見渡せます。
ニュルンベルの旧市街 (アルトシュタット) の通りを散策すると、千年の歴史が刻まれた古代の市壁が目に留まります。神聖ローマ帝国の王宮があったこの街には、ゴシック様式の教会や中世の建物があり、周囲には第二次世界大戦とナチス政権の痕跡も残っています。また復元された建造物やモダンなミュージアムには、ニュルンベルクの新たな取り組みも見て取ることができます。
中世の市壁に囲まれた旧市街は、主に 2 つの地区に分かれています。ペグニッツ川の北側は、ミッテの聖セバルドゥス教会がある歴史的地区。この地区にある中央広場新しいウィンドウで開く (ニュルンベルガー ハウプトマルクト) は、ニュルンベルク市民でにぎわっています。毎日開いているマーケット、季節ごとに開かれるマーケットもあります。人目を引く聖セバルドゥス教会新しいウィンドウで開くや聖母教会新しいウィンドウで開くなど、周りの建物にも注目です。さらに北へ行くと、丘の上にニュルンベルク城新しいウィンドウで開くの要塞があり、芸術家アルブレヒト デューラーの旧居が博物館になっています。
川の南岸には、何世紀も前の歴史的な建物が並んでいます。聖ローレンツ教会新しいウィンドウで開くの近くには、見事な手工芸品の店が軒を連ねる中世の職人広場新しいウィンドウで開くも。ジンジャーブレッドやブラートヴルストと呼ばれる焼きソーセージ、フランコニアワインやビールなど、地元の名物をぜひ試してみましょう。近隣には、1945 年から現在までのコンテンポラリーアートやデザインを所蔵する素晴らしい新美術館新しいウィンドウで開くもあります。おもちゃ博物館やドイツ国立博物館新しいウィンドウで開くもおすすめです。
街の南東端まで行くと、この地域のナチスの歴史を知ることができます。膨大な数の資料を保管する全国党大会会場新しいウィンドウで開くを見学しましょう。文書センターはナチスの建築物の代表例です。「圧政と恐怖」の展示を見学できます。ナチスの戦犯が裁かれたニュルンベルク裁判所新しいウィンドウで開くでは、裁判の様子を常設展示で伝えています。
ニュルンベルクは、ドイツ中南部バイエルン州にあります。街の中は鉄道、バス、トラムの交通網が発達。旧市街は、徒歩で簡単に見て回れます。ニュルンベルクへ行くには、鉄道でニュルンベルク中央駅、またはニュルンベルク空港を利用します。ニュルンベルクで、ドイツのフランケン地方の歴史を肌で感じ、豊かな伝統を体験しましょう。
