書籍や服飾品からレストラン、バー、大道芸人のパフォーマンスまでそろい、大勢の人々がごった返すブリスベンの商業中枢です。

クイーンストリートモールは、ここ 30 年以上もブリスベン一の高級店街として栄えてきた場所で、小規模ながらすてきなカフェが続々と出店していることから、周辺の路地まで年々にぎやかさを増しています。通りに面してたくさんの店がずらりと軒を連ね、大きな屋内総合ショッピングビルも 6 棟あって、スーパーや安くておいしいフードコート、高級レストラン、ありとあらゆる趣向のバーなどがめじろ押し。買い物の予定はなくても、大道芸を見物したり、ベンチやテラスに座ってブリスベンの日常を観察したりしてみてはいかがでしょうか。中身は最新の店がぎっしりですが、19 世紀から 20 世紀初頭にかけての建物が通りを彩り、時代がかったファサードが存在感を発揮しています。国内外の小売りチェーン店から思い思いの味わいを醸し出すブティックまで数百の店がひしめく繁華街です。新しい上着や土産物なら、ミドルレンジからハイエンドのエンターテインメントと服飾の店が競い合うマイヤーセンターやクイーンズプラザへ、さらに高級なファッションなら、ウィンターガーデンをのぞくか、モールを突っ切った先にあるブリスベンアーケード街の地元ブティックへどうぞ。上質なチョコレートや高級茶、宝飾品、銀器、ガラス細工、洋服、ペン、帽子、稀覯 (きこう) 本など、すべてが手に入るだけでなく、1920 年代の内装が今も大事に保存されています。伝統の香る階上の茶店で出される温かい飲み物とケーキ、近くのアーケード、ブロードウェーオンザモールのフードコートで選べる世界各国の料理、モールと平行に走るバーレット通りのおいしい料理やビール…どれもおすすめです。バーレット通りには格式高いバーやレストランも 2～3 軒あり、通りが定期的に主催する催し物も見られます。ジョージ通りを端まで歩くと、途中の路上で手品師やミュージシャン、その他の大道芸が目と耳を楽しませてくれるうえ、最後には特設ステージでバンド音楽や舞踊団の踊りが出迎えてくれます。クイーンストリートモールはブリスベンの心臓部、ジョージ通りとエドワード通りの間にあり、その時々の見どころについては、ビジター情報センターが情報を提供しています。店のほとんどは毎日休まず営業し、金曜日は営業時間を遅くまで延長している一方、日曜日休業のブティックもいくつかあります。