香港映画界きっての大スターたちをはじめ、香港の映画界に多大な貢献を果たした人々をたたえて作られた海辺のプロムナードです。
きれいな色の石が敷き詰められた全長 440 m (480 ヤード) の遊歩道で、100 枚以上の記念星型プレートが埋め込まれています。記念すべき第一号は、1913 年に香港初の長編映画『荘子試妻』の監督を務めたライ・マンワイのプレートです。監督と同時に妻の役も演じました。
その後続々とプレートが埋め込まれ、ジャッキー・チェン、ブルース・リー、ジェット・リー、ミシェル・ヨーなど、世界中の映画ファンに愛されるスターの名が並びます。星光大道がオープンしたのは 2004 年。このエリアに観光客をたくさん呼び込み、香港の巨大な映画産業を知ってもらうことを目的に作られました。香港はしばしば「東洋のハリウッド」と称されます。
星光大道沿いに、9 本並ぶ赤い柱には、100 年以上連綿と紡がれてきたその香港映画史の逸話が刻まれています。歩き疲れたら、ベンチに座ってビクトリア湾を眺めましょう。香港の中央業務地区の摩天楼を背景にボートが優雅に行きかう風景は格別です。映画グッズや記念品を売る土産物屋もあるので、ぜひのぞいてみてください。
このアベニューの目玉の 1 つが、伝説的な武道家でもある俳優ブルース・リーの等身大の銅像。一番の写真スポットとして人気の場所で、カンフーの戦闘ポーズをとったブルースと同じポーズで記念写真を撮る観光客が引きも切りません。
夜、ここからは幻彩詠香江(シンフォニー オブ ライツ) がとてもきれいに見えます。誰でも自由に見られる15 分間の光と音楽の祭典で、目の前に広がる香港の街にまばゆいばかりの光で彩りが加わる光景は感動的です。音楽やナレーションに合わせて色とりどりのライトやレーザービーム、サーチライトが、40 以上の超高層ビルを華やかにライトアップします。天気が良ければ毎日夜 8 時から開催されるので、お見逃しなく。
星光大道(アベニュー オブ スターズ)は、尖沙咀 (チムサーチョイ) の水辺に伸びる歩道で、公共の交通機関で簡単に行くことができます。最寄りの MTR (鉄道路線システム) 駅からは徒歩 3 分の距離です。